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柿すだれ 長野県高森町

ジャンル・エリア : 甲信越  2010年11月25日

屋内で干される柿すだれ(生産農家の中塚さん宅で)

屋内で干される柿すだれ(生産農家の中塚さん宅で)

風情も食感も満点

 紅葉真っ盛りの長野県高森町で「市田柿」の生産が急ピッチ。市田柿とは同町の市田地域で栽培される渋柿で、干し柿にする。一口大の大きさでオレンジ色の果肉を白い粉が覆って、もっちりとした食感と上品な甘さで人気。栽培の歴史は500年以上という。

 昔は農家の軒先に吊(つ)るし、天日に干され仕上げられていた。今は食品衛生上、専用の干し場のある屋内で干され、風情のある“柿すだれ”が見られなくなったが、観光用として信州高森産直組合の農産物直売所「旬彩館」で約5000個が風になびいている。帽子にマスク、手袋、白衣姿で現れた生産農家の中塚博明さんは「出来は昨年並み。温度管理と除湿、衛生に気を使う」

 店頭に並び始めるのは今週末から。「出始めは高めなので12月中旬以降がお薦めです」とは旬彩館の安藤時夫組合長。1袋200グラムのパックで7個ほど入って500円になるという。同館は140戸の農家で運営。ほとんどが地の物だ。併設の食堂「葉彩路(はいじ)」では新そばのざるそばが720円とお値打ち。メガネ型の五平餅105円も美味。

 同館からすぐの所に農事組合「信州市田酪農」がある。低温殺菌牛乳とヨーグルトが好評だ。リンゴ狩りしてきたという名古屋からの夫婦は「こくがあっておいしいので、来たときは必ず寄って、あれば買っていく」。参事の富永渡さんは「地元で朝夕に搾った牛乳。即売は午前中で無くなる場合が多いです。通常は注文を受けて作り始め、ヨーグルトは3日かかります」

新そばのざるそば(旬彩館で)

新そばのざるそば(旬彩館で)

 ▼メモ 高森町はJR飯田線市田駅からタクシー。マイカーは中央道・松川ICから南信州フルーツラインで。

 旬彩館は12月30日まで無休(食堂は木曜休み)。午前9時~午後5時(12月は午後4時まで)(電)0265(34)2166。信州市田酪農は日曜休み。午前10時~午後4時(電)同(34)2288。1リットル紙パック牛乳268円。全般の問い合わせは長野県名古屋観光情報センター(電)052(263)4118

(中日新聞夕刊 2010年11月25日掲載)

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