【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【滋賀】昔の看板、後世に 大津市景観重要広告物

【滋賀】昔の看板、後世に 大津市景観重要広告物

ジャンル・エリア : 近畿  2010年12月14日

景観重要広告物に指定された餅兵の看板。左は店主の梅村さん=大津市中央の御饅頭処餅兵で

景観重要広告物に指定された餅兵の看板。左は店主の梅村さん=大津市中央の御饅頭処餅兵で

 大津市は、150年以上前に製作された漬物屋の看板など、現在も市中心部で使われている歴史的な広告5件を市景観重要広告物に指定した。歴史資源を後世に残すことが目的。市によると、広告物に重点を置いた景観指定制度は全国でも珍しい。

 
 指定を受けたのは、「八百与」(長等2)、「元祖 阪本屋鮒寿司(ふなずし)」(長等1)、「鶴里堂」(京町1)、「御饅頭(まんじゅう)処 餅兵」(中央2)、「石田歯科医院」(中央1)の5件。うち、最も古いのは八百与の看板で、1850(嘉永3)年ごろに製作された。

 市は、製作から25年以上が経過し、歴史的町並みの景観にマッチしていることなどを基準に19件の候補を選び、市民や学識者でつくる審査委員会が決めた。

 餅兵の看板は、明治初期(1870年ごろ)の製作。縦1.2メートル、横1.5メートルのケヤキ造りで、和菓子店舗の1階屋根の上に掲げられている。店は江戸中期(1750~60年代)の創業。8代目店主の梅村真司さん(43)は「昔は人を雇っていたようだが、今では家族だけで経営している。時代の変化を見てきた看板が評価されてうれしい」と話した。

 市は、市中心部にあるのれんやちょうちん、壁面広告なども市民から候補を募集し、50点の中から「きらッとおおつ景観広告賞」4件を指定した。景観重要広告物5件とともに旧大津公会堂(同市浜大津)で写真パネルを展示している。17日まで。無料。

 (曽布川剛)

旅コラム
国内
海外