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【富山】太古の息吹 現代に 縄文土器テーマに写真展

ジャンル・エリア : 富山  2008年10月20日

縄文の精神に迫った作品と滋沢さん=南砺市のあずまだち高瀬で

縄文の精神に迫った作品と滋沢さん=南砺市のあずまだち高瀬で

井波出身・滋沢さん

 
 南砺市井波地域(旧井波町)出身の写真家滋沢雅人さん(50)=東京都=の個展「縄文の夜神楽(よかぐら)」が、同市高瀬の井波歴史民俗資料館などで開かれている。縄文土器を題材に、太古の日本人の心に迫った五十点余が並ぶ。十一月三十日まで。 (河郷丈史)

 
 滋沢さんは日本人の心に眠る太古の夜祭りの精神を探ろうと、全国十四カ所の博物館を七年かけて回って主に縄文中期の土器を撮影。「電灯のない当時は炎を明かりに使っていた」とゆらめく明かりを照明機材で再現し、カメラに収めた。

 こうすることによって精緻(せいち)な土器の細工に深みのある陰影が生まれ、これまで気付かなかった独特の造形美が浮かび上がった。妖怪を思わせる恐ろしい顔に見えたり、大地を踏みしめて舞う人の姿に見えたり。恐ろしくも神々しい雰囲気が、大自然とともに生きた縄文人のたくましい精神を伝えている。

 滋沢さんは「苦しんでいる現代の人たちに、縄文の息吹を感じて元気になってほしい」と話している。

 入館料は二百十円(高校生以下無料)。月曜、祝日の翌日は休館。十月三十一日午後七時半から富山考古学会長の小島俊彰さんの特別講演がある。

 問い合わせは、井波歴史民俗資料館=電話0763(82)5050=へ。

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