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冬の京都食べ歩き 京都市

ジャンル・エリア : 近畿  2011年01月13日

松山閣松山の松花堂弁当

松山閣松山の松花堂弁当

ムードも味も格別

 京都市観光協会が京都の新たな魅力を見つけてもらおうと主催している定期観光バス「京の冬の旅・あじわいコース」に乗った。

 右京区御室大内にある仁和寺を拝観する。代々皇室から住職を迎える門跡寺院。格調高い宮殿建築に風格が漂っていた。昼食はお寺の北に位置する料亭・松山閣松山。ツアー客を初めて受け入れたという。

 奥山に広がる庭園にたたずむ数寄屋風の建物でいただく松花堂弁当にはエビの沢煮、ゆず豆腐や湯葉ちりめんが上品に並ぶ。自慢のくみ上げ湯葉は敷地内の工場から直送している。「1人でも多くの人に味わってもらいたい」と話すのは5代目亭主の松山●之さん。グランパスエイトにも所属していた元Jリーガー。

 仁和寺とともに世界遺産に選ばれているのが左京区下鴨泉川町の下鴨神社。朱塗りの美しい楼門とともに、大きな魅力となっているのが南に広がる糺(ただす)の森だ。昼間でもうっそうとした原生林が生い茂り、都会にいることを忘れさせる。しかし、すぐそばまで人家が迫り、落ち葉が出る時期には住民からの苦情が増えるとか。自然との調和は難しい。

原生林が生い茂る下鴨神社の糺の森

原生林が生い茂る下鴨神社の糺の森

 締めは土産で人気が高い阿闍梨(あじゃり)餅。左京区鞠小路通の満月本店まで行く時間がなくて駅のコンコースで買う。日持ちしないので車内でほお張った。高僧・阿闍梨の傘をかたどった餅はしっとりした生地と、あっさりの粒あんが絶妙の味だった。

 ▼メモ 京の冬の旅「あじわいコース」は午前10時20分、JR京都駅烏丸口を出発。所要時間は約5時間半。料金9500円。4人以上で割引。ほかに「うるわし」「みやび」「やすらぎ」のコースを運行。3月21日まで毎日。京都定期観光バス予約センター(電)075(672)2100。全般の問い合わせは京都市観光協会(電)075(752)0227

※●は土の下に口

(中日新聞夕刊 2011年1月13日掲載)

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