【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 「源助かぶ菜」と「やきもち」 長野県泰阜村、下条村

「源助かぶ菜」と「やきもち」 長野県泰阜村、下条村

ジャンル・エリア : 甲信越  2011年02月03日

秋桜の湯

秋桜の湯

豊かな味覚の郷土食

 長野県泰阜(やすおか)村の特産品「源助かぶ菜」のしょうゆ漬けは隠れた逸品だ。明治時代、愛知県西春町(現北名古屋市)の井上源助さんから同村に伝わり、原種は村にだけ残ったという。野沢菜よりも柔らかく、甘みがある。霜に2、3度あてることで甘みを引き出すための冬限定なのだ。

 耕作面積1400平方メートル、収穫量1.4トン。「源助じいさんのおはづけ」という名で村内2カ所の商店で販売するが今あるのは「熟成」タイプ。これも今月中あるかないか。「栽培する人も売る人もお年寄りでね。なかなかね・・・」とは村商工会会長でヒガシ商店の秦和陽児さん。

 源助かぶ菜は、秘境の駅として名高いJR飯田線「田本駅」近くの高台にある食堂「奈川」で昼定食(1000円)に出る。「地元野菜をメーンに料理を出しています」と店主の松下智都さん。「な~んもない村だけど、まったり過ごせて大好き。営業時間?電話してくれれば開けときますよ」と笑う。

 お隣の下条村には「やきもち」がある。国道151号沿いの道の駅「信濃路下条」の中にある「そばの城」で食べられる。やきもち、といっても餅(もち)じゃない。小麦粉にご飯、おかかや野菜、豆などを混ぜてしょうゆで味付けして鉄板で焼く。お好み焼きとおやきをミックスした感じ。「昔はおひつにへばりついた米粒を取って、小麦粉を混ぜただけで食べていた」とは熊谷孝康支配人。1枚200円。

(上)源助かぶ菜、(下)やきもち

(上)源助かぶ菜、(下)やきもち

 焼き体験(30分、525円、2枚)もできる。体験はおやきやそばもあるほか、1番人気は白タイ焼きだ。疲れたら道の駅からすぐの「秋桜(こすもす)の湯」へ。南アルプスと中央アルプスが展望できる露天風呂が気持ちいい。

 ▼メモ 泰阜、下条村へはJR飯田線天竜峡駅下車、タクシー利用。マイカーは中央道・飯田山本ICから三遠南信道・天龍峡IC(無料)、国道151号で。

 源助かぶ菜の通販は熟成1袋300グラム350円で5袋以上から。ヒガシ商店(電)0260(26)2014。食堂・奈川(電)0260(25)2029。秋桜の湯は午前10時~午後9時営業、第1月曜休み。中学生以上400円。

 問い合わせは、名古屋市中区栄の中日ビル4階、長野県名古屋観光情報センター(電)052(263)4118。7~10日に同所で源助かぶ菜50袋を限定販売する。柚餅子(ゆべし)、柿巻き柚餅子も販売。

(中日新聞夕刊 2011年2月3日掲載)

旅コラム
国内
海外