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勝興寺 富山県高岡市

ジャンル・エリア : 富山  2011年02月17日

雪に埋もれる「勝興寺」の唐門

雪に埋もれる「勝興寺」の唐門

興味誘う「七不思議」

 富山県高岡市の観光名所といえば国宝の瑞龍寺が有名だが、隠れた名所が伏木地区にある「勝興寺(しょうこうじ)」。平成の大修理中で総門は取り外されているが、本堂は終わった。戦国時代、越中一向一揆の拠点となった中世城郭寺院の威勢を今に残す浄土真宗本願寺派の古刹(こさつ)だ。唐門、本堂をはじめ12棟が重要文化財。同寺には「七不思議」がある。

 (1)実らずのイチョウ(2)天から降った石(3)水のかれない池(4)屋根を支える猿(5)魔よけの柱(6)雲龍の硯(すずり)(7)三葉の松。「こんな大雪は30年ぶり。雪かきが大変」と観光ボランティアの島寿男さんが言う通り、1万坪の境内は雪に埋もれ(2)は雪の下。本堂も雪囲いされていたが、屋根四隅の柱上に猿が屋根を支えているかのように彫刻されているのは望見できた。(6)は蓮如上人愛用の硯で、(4)の模型とともに本堂内にあり、上人が使う時は自然に水が出てきたという。

 寺のすぐ近くには「高岡市伏木北前船資料館」。市内で唯一、望楼が残っている回船問屋宅。北前船で栄えた歴史を展示し、江戸時代の引き札(広告チラシ)など珍しいものがある。望楼は船の出入りを見張る役目を果たした。金屋町には「千本格子の家並み」が続く。高岡鋳物発祥の地で、千本格子の家並みと銅片を敷き込んだ石畳の通りが落ち着いたたたずまいを見せる。大釜や鰐口(わにぐち)などを展示する「高岡市鋳物資料館」やアンティークギャラリーなどが軒を連ねる。

金屋町の「千本格子の家並み」

金屋町の「千本格子の家並み」

 歩き疲れれば「高岡コロッケ」。市内約45店で工夫を凝らすコロッケを揚げている。

 ▼メモ 勝興寺はJR氷見線伏木駅下車、徒歩約10分。マイカーは能越道・高岡ICから約25分。金屋町はJR北陸線高岡駅から徒歩約20分、マイカーは同ICから約10分。

 勝興寺入山料(協力金)高校生以上300円、無料駐車場あり。北前船資料館(無休)、鋳物資料館(火曜休み)ともに高校生以上210円。

 問い合わせは市観光協会(電)0766(20)1547、富山県名古屋事務所(電)052(261)4237

(中日新聞夕刊 2011年2月17日掲載)

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