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【静岡】江戸期絵画の“魅力”発見 静岡・駿河区でギッター・コレクション展

ジャンル・エリア : 静岡  2011年02月21日

白隠慧鶴の墨画「達磨図」について、飯田真学芸課長(右)の説明を聞く参加者=静岡市駿河区の県立美術館で

白隠慧鶴の墨画「達磨図」について、飯田真学芸課長(右)の説明を聞く参加者=静岡市駿河区の県立美術館で

 静岡市駿河区の県立美術館で開催中の「帰ってきた江戸絵画 ニューオーリンズ ギッター・コレクション展」(中日新聞東海本社など主催)で、学芸員による作品解説が20日、同美術館で開かれ、来館者約40人が展示作品への理解を深めた。

 
 解説した美術館の飯田真学芸課長は、米国人医師ギッター氏が収集した多様な水墨画を中心に、びょうぶや浮世絵など実際の展示作品を鑑賞しながら説明した。

 江戸中期の禅僧白隠慧鶴(はくいんえかく)(1685~1769年)の作品では、代表作の墨画「達磨図」を解説。ギッター氏が最初に集めた日本の作品といわれていることなどを紹介し、「ギッター氏は多彩な表情を見せる禅画にひかれたのではないか」と持論を加えた。

 江戸後期の画家谷文晁(1763~1841年)の六曲一双のびょうぶ絵「山水図」では、「一日で一気に描いたものと思われる」などと推測。力強く描いた近景とうっすらと描写した遠景を指摘し、「遠近の対比が見ものです」との見方を示した。

 解説の最後には来館者に「米国人がなぜこの作品が『良い』と思ったのか。そういう視点で作品を見直してもらえれば、新しい発見ができると思います」と呼び掛けた。

 次回の作品解説は3月13日午後2時から。 (唐沢裕亮)

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