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しだれ桃の里 愛知県豊田市

ジャンル・エリア : 愛知  2011年04月07日

鮮やかに咲き乱れるしだれ桃(資料写真)

鮮やかに咲き乱れるしだれ桃(資料写真)

甘い香り漂う桃源郷

 もうすぐ桃源郷が出現する山里がある。愛知県豊田市上中(かみなか)町の「しだれ桃の里」だ。山あいに21軒が点在する里に桃、深紅、白色のしだれ桃が咲き乱れる。

 約40年前に地元の人が30本植えたのが始まり。10年ほど前から本格的な植栽が始まり、市の補助も出て、現在は約2500本が植えられ、2000本が花を咲かせるようになった。今季は芽吹きが1週間ほど遅れ、この週末は2、3分咲きで、満開は15日以降になりそうだ。満開になれば1帯は甘い香りに包まれる。散歩道を歩き、高台から見る眺めが絶景だ。

 9~24日は、地元の人が直売所を特設。五平餅やわけぎなどの野菜、しだれ桃の苗木販売などを行う予定(雨天は中止)。しだれ桃の里会長の籔下孝治(83)さんは「桃の寿命は約30年。毎年少しずつ植え替えている。下草の処理も大変。若いもんがいないから」。とはいうものの、「花が咲くと若い娘と同じようにかわいい」と笑う。

 香りを楽しんだ後は、涼しげな音色を。しだれ桃の里から小渡町へ出る(車で約10分)と、「風鈴寺」がある。1616年に曹洞宗の寺「増福寺」として開かれた。2002年、道元禅師の教え「風鈴の頌(しょう)」に倣い、全国でも初めての風鈴の奉納を受け付ける寺となった。境内には約6000個の奉納された風鈴が、やわらかな春風に誘われて、ちりんちりんと鳴り響いている。7月には町内に風鈴とアサガオが飾られる「夢かけ風鈴」もある。

 ▼メモ しだれ桃の里は、国道419号の上仁木町交差点から県道19号・土岐足助線で小渡方面へ。県道は山道で狭く、カーブ多し。運転は十分注意を。現地に臨時駐車場(500円)があるが、30台程度と狭く休日は渋滞も。9、10、16、17日は旭総合体育館(無料駐車場あり)から臨時駐車場までシャトルバス(午前9時~午後4時まで20分間隔。往復200円)があるので、こちらを利用したい。

 問い合わせは旭観光協会(電)0565(68)3653

(中日新聞夕刊 2011年4月7日掲載)

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