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【静岡】朝取り“安心野菜” 静岡市葵区で11日から住宅街の畑で「市」

ジャンル・エリア : 静岡  2011年06月08日

災害時の食料供給拠点としても、期待が高まっている「畑市」=静岡市葵区竜南地域で

災害時の食料供給拠点としても、期待が高まっている「畑市」=静岡市葵区竜南地域で

災害時の「食料基地」期待も

 静岡市葵区千代田・竜南地域の住宅街に点在する畑を会場に毎週土曜日、取れたての野菜を販売する朝市「千代田・竜南畑市」が、11日からスタートする。東日本大震災後、都市部では農産物の供給不足が問題にもなっただけに、静岡市では朝市が「災害時の食料供給基地」としての都市部農業の維持、発展につながればと、効用に期待している。 (蜘手美鶴)

 
 この「畑市」は、千代田・竜南地域で農業を営む約20人が参加。市街化区域内の農地維持を目的に、静岡市が初めて取り組む「地域ぐるみ朝市応援事業」の一環で、のぼり旗や、そろいの帽子などの製作費に、市の補助が出ている。

 畑市は地域内の縦約300メートル、横約1キロの範囲内で、地域住民の散歩コース上に点在する畑11カ所が会場になる。開催時間は、午前8時から10時ごろまで。タマネギ、トマト、ジャガイモ、イチゴ、ブルーベリーなど、地元の畑で朝取りした野菜、果物を扱うのが売りだ。山間地の農家を招いて、ワサビやシイタケなどの加工品販売も予定している。

 

 

 本番を控えた4日早朝には、千代田・竜南畑市の会長に就任した市川清博さんの畑で、試験的に畑市を開いた。新タマネギ、レタス、茎ブロッコリーを販売し、買い物客らの評判も上々。市川さんは「注文を受けてから収穫するようなスタイルにしたい。多くの人に知ってもらい、定着させていけたら」と声を弾ませた。娘と散歩中だった近所の主婦森由香里さん(27)は「スーパーで野菜を買うときは産地を気にするけど、畑で買うなら産地はどこよりも確か」と笑顔だった。

 同市農業振興課の担当者は「都市部で深刻な供給不足をもたらした東日本大震災をきっかけに、都市部農家に対する消費者の見方が変わってきている。都市部の畑は、災害時には重要な食料供給場所になる」と強調していた。駿河区と清水区でも、畑市の実施地区を募集中。都市部の農家が5軒ほど集まれば応募可能。問い合わせは同課=電054(354)2091=へ。

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