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【岐阜】筆致ににじむ姉思い「江」 県内初、実物の手紙展示

ジャンル・エリア : 岐阜  2011年06月27日

江が姉の初あてに書いた手紙=岐阜市大宮町の市歴史博物館で

江が姉の初あてに書いた手紙=岐阜市大宮町の市歴史博物館で

 戦国武将織田信長の妹・市の3女「江」が、姉の「初」に宛てた手紙の特別公開が、岐阜市大宮町の市歴史博物館で、7月10日まで展示されている。手紙の実物公開は県内で初めて。

 
 博物館によると、江戸時代初期の1620~26年に書かれたものと推定される。江の5女で、天皇家に嫁いだ東福門院に初が侍女を派遣したことに対する礼や、初の体調を気遣う様子などが流ちょうな筆致で記されている。2人が頻繁にやりとりをしていたことを示す一文も見られる。28日からは、別の1通を展示する。

 2通の手紙は、岐阜市佐野の尼寺・栄昌院で見つかった。同院はもともとは福井県にあり、初の菩提(ぼだい)を弔っていたため手紙が残っており、約20年前に、初にゆかりある公家について調べていた学者が発見。昨年11月に寺側が博物館に寄託していた。

 江は遺品が少なく、手紙も現存するのはこの2通のみとみられる。市民から「ぜひ見たい」との声が相次ぎ、特別公開を決めた。博物館の筧真理子学芸員は「手紙から江と初のきずなの強さや、細やかな気配りのできる江の人間性が想像できる」と話している。  (松山祥子)

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