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【富山】銅版画 メルヘンの世界 高岡市美術館「生誕百年 南桂子展」

ジャンル・エリア : 富山  2011年06月27日

メルヘンチックな南桂子さんの版画に見入る来場者=高岡市美術館で

メルヘンチックな南桂子さんの版画に見入る来場者=高岡市美術館で

 高岡市出身で、メルヘンチックな銅版画で世界的に知られる南桂子さん=1911(明治44)~2004年=の回顧展「生誕百年南桂子展」が、高岡市中川の市美術館で開かれている。

 
 南さんは高岡高等女学校時代から絵や詩を創作。戦後、上京して、油彩画を学んでいたアトリエで、版画家浜口陽三と出会い、版画を描き始めた。1954年に渡仏し、80年代は米国に拠点を置き、96年に帰国するまで、欧米で創作を続けた。

 南さんの作品は、少女や花木、鳥などをモチーフに、透明感のある童話や詩のような世界が描かれている。国連児童基金(ユニセフ)のグリーティングカードや書籍の表紙絵などに使われている。

 回顧展は、銅版画180点と、素描や原版、絵はがきなど資料100点を東京時代、フランス時代など、年代順に構成して展示している。

 原版や素描、版画を一緒に並べ、創作過程が分かるような展示もある。近年発見された最初期の銅版画や東京時代の油彩画など初公開の作品もある。

 同じ絵柄の版画でも配色が違う作品もあり、美術館の瀬尾千秋学芸員は「作品を比べて見ることで、南さんの創作の世界の広がりが分かる」と話している。

 休館は月曜(7月18日開館、翌19日休館)。一般・800円。65歳以上・640円。高校大学生・500円。小中学生・200円。 (飯田克志)

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