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【岐阜】国内最古級の翼足類化石を展示 瑞浪市化石博物館で

ジャンル・エリア : 岐阜  2011年07月21日

佐賀県唐津市で見つかった新種の翼足類化石。左が巻き貝形、右が円すい形=瑞浪市化石博物館提供

佐賀県唐津市で見つかった新種の翼足類化石。左が巻き貝形、右が円すい形=瑞浪市化石博物館提供

 佐賀県唐津市の新生代漸新世(約3400万~2300万年前)の地層で見つかった翼足類の化石2種が日本最古級の新種だったとして、発見者の瑞浪市化石博物館学芸員安藤佑介さん(28)がメキシコの国際学術誌で発表した。化石は21日から同館に展示される。

 
 翼足類は巻き貝の仲間で、貝の口から出た羽のような軟体部で水をかき、海中を漂うように泳ぐのが特徴。新種の化石は巻き貝形と円すい形の2種で、巻き貝形はへそにあたる「臍孔(さいこう)」が大きい点、円すい形は先端部「殻頂(かくちょう)」が丸く盛り上がっている点などから新種と認定された。安藤さんが2008~10年にかけて、唐津市の田中川の川底にある3300万年前の地層「杵島(きしま)層」を調査して見つけた。

 巻き貝形の化石は、研究を手伝った柄沢宏明・同館学芸員(46)にちなみ「リマキナ・カラサワイ」と円すい形の化石は発見した地層名にちなみ「クレセイス・キシマエンシス」と名付けた。

 安藤さんは「太平洋で翼足類がどう進化してきたを知るための第一歩。国際学術誌の表紙を日本で見つかった化石で飾れたこともうれしい」と話した。

(植木創太)

◆意義のある発見

 天野和孝上越教育大教授(古生物学)の話 翼足類は殻が薄いため、化石として残りにくく、世界的に希少。今回の発見は情報の少なかった翼足類の初期変遷の一部を解明した点で意義がある。

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