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【石川】能登の職人技 お店に“凝縮” 合鹿椀など実演・販売

ジャンル・エリア : 石川  2011年07月28日

能登の食と技を発信する店がオープンする輪島工房長屋=輪島市河井町で

能登の食と技を発信する店がオープンする輪島工房長屋=輪島市河井町で

輪島・河井 1日オープン

 輪島市と能登町の有志が8月1日、輪島塗や合鹿椀(ごうろくわん)など能登を代表する伝統工芸技術を実演・展示販売する店を、同市河井町の輪島工房長屋に開店する。代表の高市範幸さん(60)は「能登の『食』を引き立てる器の良さを感じとってほしい」と話している。(中平雄大)

 
 店名は「in木来人(いんぎらと)」。金沢弁で「ゆっくりと」「のんびりと」などの意味。輪島塗のルーツともされる能登町発祥の合鹿椀の魅力を広めたいと考えていた高市さんが、昨年末に輪島市の椀木地師辻義宣さん(56)ら有志8人とグループを結成。伝統工芸の発信とにぎわい創出を目指し、市の協力も受けて開店準備を進めてきた。

 店舗は、辻さんが使用してきた長屋の木地工房を改装した。椀と曲げ物の木地工房での実演に加えて、合鹿椀と輪島市に伝わる仁行和紙の展示販売、能登の特産品販売と甘味処も兼ねた複合的な店となる。

 高市さんは旧柳田村職員だった20年以上前、地元で既に廃れていた合鹿椀と出会い、その力強さに引かれた。その後、同じく合鹿椀に魅了された漆工芸家の故角偉三郎氏とも交流。退職後は能登町でそば店を開業し、店の食器として利用する合鹿椀の漆塗りを続けてきた。

 高市さんと辻さんは「輪島のにぎわい創出とともに、能登の食と技の素晴らしさを発信できれば」と意気込んでいる。

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