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【静岡】静岡空襲の記憶を木版画に 掛川の岡本さんが個展

ジャンル・エリア : 静岡  2011年08月10日

静岡空襲の記憶をイメージした作品について説明する岡本さん=掛川市で

静岡空襲の記憶をイメージした作品について説明する岡本さん=掛川市で

 1945年6月20日未明の「静岡空襲」をテーマにした木版画のシリーズ作品を制作した掛川市横須賀、岡本武一さん(70)の個展「空襲木版画展~戦後66年よみがえる記憶」が、同市西大渕の西大谷ダム・ログハウス「檪(くぬぎ)」で開かれている。29日まで。 (佐野太郎)

 
 岡本さんは、父親の仕事で現在の静岡市葵区に住んでいた4歳のとき、静岡空襲に遭った。大学を出て長崎県職員となり、被爆者関係の仕事に従事。30代半ばに静岡県職員に移籍し、2001年まで勤める傍ら、木版画を続けてきた。

 長崎での経験などから、「静岡空襲の記憶を呼び起こして、シリーズで作品にしたい」と思い始め、3年半ほど前から制作に取りかかり、全12点の作品を仕上げた。

 焼け野原に立つ親子と、大きな腕時計に映し出された平和な現代を対比させた最新作の「時」や、焼け落ちた自宅に残ったポンプと、高熱で折れ曲がった無数のくぎを描いた「焼け残ったポンプ」のほか、「河原の火葬」「葬送」「安倍川に逃げろ!」など。

 このうち9点は昨年、静岡平和資料センターの企画展で展示され、その後、新作3点が加わった。「最後のチャンス」と思って描き続け、これでシリーズは完結したという。

 岡本さんは「8月は終戦の月。平和の尊さをあらためて知る機会になれば幸い。平和を訴える活動の一助になれば」と話している。

 火曜定休。問い合わせは「檪」=電0537(48)5562=へ。

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