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【滋賀】戦中の生活を写真で 大津で企画展、パンプキン爆弾も

ジャンル・エリア : 近畿  2011年08月16日

原爆の模擬爆弾「パンプキン爆弾」も展示されたミニ企画展=大津市歴史博物館で

原爆の模擬爆弾「パンプキン爆弾」も展示されたミニ企画展=大津市歴史博物館で

 戦争のない平和への願いを込めたミニ企画展「大津・戦争・市民」が、大津市御陵町の市歴史博物館で開かれている。9月4日まで(月曜日休館)。

 
 終戦から3カ月前に比叡山の山頂に特攻隊の基地建設が始まり、まだ幼さの残る少年たちが汗を流す写真や、1941(昭和16)年8月の金属回収令で、寺院の鐘がセメントの鐘に変わっていく様子を記した写真など100点余りを展示。桃太郎の図柄に銃を持つ犬が、野球をする少年たちの図柄に戦闘機がそれぞれ追加され、日常に戦争が忍び寄る一端を示した子ども用茶わんも展示する。

 日本で唯一再現されているパンプキン爆弾(全長3.2メートル)も展示。パンプキン爆弾は広島や長崎に原子爆弾を投下するための模擬爆弾で、45(昭和20)年7月に魚雷を製造していた大津市園山の東洋レーヨン石山工場(現東レ滋賀事業場)に投下され、死者16人を出している。

 樋爪修館長は「原爆は広島や長崎だけの話ではない。大津で何があったか知ってほしい」と話す。

 展示を見ていた大津市晴嵐小5年の山田更紗さん(10)は「戦争時代に生まれなくて良かったと思ってしまう。戦争は起こってほしくない」と神妙な面持ちだった。 (木原育子)

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