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【福井】忘年会に景気悪化の影響じわり あわら温泉需要減、値下げ策も

ジャンル・エリア : 福井  2008年11月10日

お客を案内する旅館従業員(右)。忘年会シーズンが迫っている=あわら市で

お客を案内する旅館従業員(右)。忘年会シーズンが迫っている=あわら市で

 金融危機に端を発した景気悪化が、間近に迫る忘年会シーズンに影響を与えそうな情勢になっている。関西の奥座敷と呼ばれ、例年県内外からの団体客でにぎわうあわら温泉も、どうも今年は昨シーズンまでとは様子が違うよう-。

 
 「1人当たりの料金は確実に去年より1000円以上は下げた。高い値段を言うだけで予約の電話を切られてしまう」。老舗旅館の総支配人は現状を明かす。

 「データ的に従来の値段ではそっぽを向くことが裏付けられている。数で稼ぐ」とも。安いプランを積極的に提案することで、予約数としては前年並みを確保しているという。

 「個人客でカバーしているが、団体の数は減っている」とするのはグランディア芳泉。清風荘は「予約は始まったばかりだが、やや例年より少ない印象。お客さまの予算に合わせられる平日をお薦めしたい」と強調する。

 別の旅館のおかみは8日、従業員を前に「厳しい時代に、(この旅館を)あえて選んでくれたお客さまに感謝を」と訓示した。「世の中の現状をみんなに感じてもらい、力を合わせてこの時期を乗り越えようという意味を込めた」と言う。

 芦原温泉旅館協同組合の美濃屋征一郎理事長は「北陸の温泉街の中でもあわらは比較的客数の落ち込みが少なかったが、今回の景気悪化はこたえる。忘年会の自粛ムードは、風評として相当広がっている」と危機感をにじませている。

 (渥美龍太)

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