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【福井】世界最古の恐竜骨格展示 勝山の県立恐竜博物館

ジャンル・エリア : 福井  2011年09月16日

エオドロマエウスの全身骨格標本を眺める来館者=勝山市の県立恐竜博物館で

エオドロマエウスの全身骨格標本を眺める来館者=勝山市の県立恐竜博物館で

 勝山市村岡町寺尾の県立恐竜博物館で15日、これまでに分かっている中で世界最古の恐竜「エオドロマエウス・マーフィ」の全身骨格標本(複製)の展示が始まった。アルゼンチンの約2億3000万年前の地層から骨格化石が発掘され、今年1月に名前が付けられたばかりの肉食恐竜。恐竜の起源やその後の進化を知る上で重要な化石とされ、博物館の新たな人気展示物になりそうだ。

 
 骨格化石は同国北西部の世界遺産として知られるイスキグアラスト層で発見された。全長1.6メートルで、頭骨や前肢に獣脚類の特徴が、のこぎり型の歯の形状に肉食恐竜の特徴がそれぞれ確認できる。一般的な獣脚類は前肢の指が3本だが、エオドロマエウスは5本あり、原始的な特徴が見られるという。

 全身骨格標本は米国の調査研究機関「プロジェクト・エクスプロレーション」が製作し、県が今年、315万円で購入した。博物館1階のダイノラボに11月30日まで期間限定で展示する。

 エオドロマエウスには「暁のランナー」との意味があるという。頭部や背骨などほぼ完璧な状態で発見され、同じ地層からは肉食と草食の合わせて少なくとも7種類の恐竜化石が見つかっている。

 佐野晋一主任研究員は「当時から多種の恐竜が生息していたことが分かる。それ以降の恐竜の長い歴史だけでなく、もっと以前から恐竜がいたことも考えられる」と話し、恐竜への夢が一層広がる展示の誕生となった。

 (正津聡)

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