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【石川】金春座の魅力に迫る 能楽美術館で5周年記念展

ジャンル・エリア : 石川  2011年10月03日

豪華な能装束や能面が展示された会場=金沢能楽美術館で

豪華な能装束や能面が展示された会場=金沢能楽美術館で

16世紀の装束など 重文含む46点
利家、秀吉もお気に入り

 金沢市広坂1の金沢能楽美術館で、「東京国立博物館所蔵 金春座伝来能面・能装束」展が開かれている。開館5周年記念特別展。重要文化財16点を含む46点が前後期にわけて展示される。11月20日まで。月曜休館。(今宮久志)

 
 重文の装束「縫箔(ぬいはく) 紅白段菊芦(あし)水鳥模様」は16世紀に作られ、金箔(きんぱく)をはじめ、赤や緑、黄の刺繍(ししゅう)で水鳥やアシなどを華麗に表現している。また「翁」面は、汚れのない笑みを見せる。徳川家の紋である「三葉葵」が施された装束は、家康が支援していた観世黒雪と仲違いし、金春に与えたとの言い伝えがある。

 1日に開館し、同市内城南公民館のレディースセミナーを受講する10人あまりが来場。学芸員から装束の特色や見どころなどを聴いて鑑賞していた。

 加賀藩祖の前田利家は豊臣秀吉の影響で金春流の能を援助していた。しかし五代加賀藩主の前田綱紀の時代、縁戚(えんせき)関係にあり、宝生流を援助していた五代将軍綱吉の命で、加賀に宝生流の基盤が築かれた。

 記念企画として22日午後1時から特別講座「前田利家と中世芸能」(講師・藤島秀隆さん)と狂言「附子(ぶす)」が開かれる。23日午後1時半からは特別講座「奈良金春座に伝わる能面・能装束の特色」(講師・小山弓弦葉(ゆづるは)さん)と加賀万歳・越前万歳の共演がある。

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