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【石川】白山は「鉄道のまち」 Nゲージ ジオラマ人気

ジャンル・エリア : 石川  2011年10月18日

クラブ員が整備する鉄道模型のジオラマを楽しむ親子=白山市西新町で

クラブ員が整備する鉄道模型のジオラマを楽しむ親子=白山市西新町で

松任博物館で展示

 白山市松任博物館(同市西新町)にあるNゲージの鉄道模型の大ジオラマが、大学生と高校生の手で運転再開されて3カ月目に入った。10編成の車両が同時に走る8畳分のジオラマの集客力は絶大で、若手ファンによる運転定例化の努力が実ってきた。「かなり定着してきた。入館者増に大きく貢献している」と博物館側の評判は上々で、「鉄道のまち」として活動の広がりに期待する。(松本浩司)

 
 金沢大などの学生や松任高校の生徒ら9人が発足させた「松任博物館鉄道模型クラブ」が8月から、市民が入館無料になる毎月第3日曜を定例運転日とし、定着を目指している。クラブ員は自前の新しい模型車両を持ち込むこともあり、来場者の目の前で入れ替える。訪れた親子らは列車名を言い当てたり追いかけたりと夢中そのもの。

 博物館の入館者は平均年齢が高く週末でも10人程度の日も。だが、ジオラマが運転された16日は40人が訪れ、大きく広報した9月には百数十人が押し寄せる人気ぶりだ。代表の横山祐一郎さん(25)は「親子連れで気兼ねなく楽しんでほしいし、入館者を増やしたい。いずれ子どもが動かせるようにしたい」と話す。

 かつては県内の鉄道模型グループが運行していたが、会員の仕事が多忙になって活動が難しくなり、今春に終了。撤去も検討されたが同館がボランティアを募集し、若手の同クラブに引き継がれた。

 常設展示では北陸線開通や保守工場の歴史を紹介。学芸員の金山弘明さん(56)は、旧国鉄の松任工場(現JR西日本金沢総合車両所)や今後は北陸新幹線の車両基地が立地することから「松任は鉄道の町として不動です」と力を込める。

 金山さんは「若い人がかかわってくれ、いろいろな世代の人が自由に使うのが博物館の理想。今回の流れは活性化の突破口になるのでは」と熱っぽい。「今後は模型だけでなく、写真の展示や車内アナウンス体験など企画を増やせないか提案していきたい」と思いを巡らせている。

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