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池鯉鮒宿 愛知県知立市

ジャンル・エリア : 愛知  2011年10月27日

かつてのにぎわいを思わせる「池鯉鮒宿」の松並木

かつてのにぎわいを思わせる「池鯉鮒宿」の松並木

宿場町の面影たどる

 愛知県など14団体と名古屋鉄道が協力して、同県内に9つある東海道五十三次の宿場町を歩く「トコトコ東海道2011」キャンペーンを11月30日まで実施中。岡崎宿と鳴海宿の間に置かれた第39番宿「池鯉鮒(ちりふ)宿」(愛知県知立市)を、同市観光ガイドボランティア会長の松井節子さんと歩いた。

 「知立」の地名は古い。飛鳥時代から「知利布」や「知立」などと表記を変え、江戸時代は「池鯉鮒」と書いた。知立神社の池に鯉(こい)や鮒(ふな)が多かったことが由来しているともいう。

 宿場は、同社前から松並木手前までの約3.4キロ。かつては木綿市や大きな馬市が開かれ、そのにぎわいを松尾芭蕉や小林一茶が歌に残し、歌川広重は「東海道五十三次」に描いた。今も残る500メートルの松並木は往時の面影を思わせるが、宿場としての遺構は少なく石碑が頼り。「道は残っているので、点と点を想像力で結びながら実際に歩けば、江戸時代の旅人の気分が味わえますよ」と松井さん。

一つずつ手作業で焼き印を押されるあんまき

一つずつ手作業で焼き印を押されるあんまき

 休憩は、小松屋本家で知立名物あんまきをいただいた。明治22年、4代前の店主が二つ折りという焼き菓子にあんを挟んで売り出したのが始まり。一つ160円で白あんもある。運良く買えた焼きたては、こんがりきつね色の皮が香ばしかった。

 キャンペーン期間中は、各宿場の最寄り駅にパンフレットやマップを置き、謎解きやグルメスタンプラリーを実施。持ち回りでウオーキングイベントもあり、池鯉鮒宿では11月12日に開催予定。

 ▼メモ 池鯉鮒宿は、名鉄知立駅から徒歩約5分。ボランティアガイド(無料)の申し込みは、希望日の1週間前までに知立市経済課(電)0566(83)1111。小松屋本家(電)0566(81)0239は午前8時半~午後8時、火曜定休。トコトコ東海道パンフレットまたは各宿マップを見せてあんまきを10個買うと1個プレゼント。トコトコ東海道キャンペーン全般の問い合わせは愛知県観光協会(電)052(581)5788

(中日新聞夕刊 2011年10月27日掲載)

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