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【愛知】愛岐トンネル群再生委が三席 全国土地活用モデル大賞

ジャンル・エリア : 愛知  2011年11月18日

地域活性化事業のコンテスト入賞に「全国的に認知されてうれしい」と話す山本理事長=春日井市鳥居松町の中日新聞春日井支局で

地域活性化事業のコンテスト入賞に「全国的に認知されてうれしい」と話す山本理事長=春日井市鳥居松町の中日新聞春日井支局で

 地域活性化の成功例を対象とした全国コンテスト「土地活用モデル大賞」で、春日井市のNPO法人「愛岐トンネル群保存再生委員会」の旧国鉄中央線跡整備が、三席の審査委員長賞に選ばれた。年間予算が400万円足らずの地道な作業が、1000億円単位の大規模事業に交じって脚光を浴びた。トンネル群の全国的な知名度アップにもつながりそうだ。

 
 国土交通省の外郭団体「財団法人都市みらい推進機構」が04年から選定しており、今年は全国12の自治体、開発業者などが応募した。大学教授らによる書類審査や現場視察の結果、最高位の国土交通大臣賞や二席の推進機構理事長賞など3賞5点が決まった。

 応募の中には1000億円の遊園地跡再開発(東京都世田谷区)や2000億円近い駅ビル開発(大阪市)もあっただけに、会費やトヨタ財団の助成金など年380万円で運営される再生委員会の存在は異色だった。

 1966年の廃線後に忘れ去られていた春日井市-岐阜県多治見市間(延長8キロ)のトンネル群を2006年に再発見したメンバーらが、手弁当で雑木を取り除くなどして遊歩道化を進めてきた。08年からは一部区間を春秋に一般公開して毎回1万人規模の人出を集め、09年には経済産業省の近代化産業遺産にも選ばれた。

 山本勝利理事長(73)は「企業でも官公庁でもない一般市民の取り組みが、全国的に認知されうれしい」と喜ぶ。機構の担当者も「手付かずの自然を相手に、知恵を絞って資金を捻出し、作業もすべて市民が担っている点が高い評価を受けた」と話した。

昨秋の公開の様子。大勢の人でにぎわった=春日井市玉野町の愛岐トンネル群で

昨秋の公開の様子。大勢の人でにぎわった=春日井市玉野町の愛岐トンネル群で

 今秋の愛岐トンネル群の一般公開は23~27日、いずれも午前9時半~午後3時。見学料は1人100円(保険料含む)。紅葉も見ごろだ。駐車場はなく、JR中央線を使って定光寺駅下車、北へ徒歩3分。(問)村上真善事務局長=電090(4860)4664

 (谷知佳)

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