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奥浜名湖の古刹めぐり 静岡県浜松市

ジャンル・エリア : 静岡  2011年11月24日

紅葉で色づく名勝、龍潭寺の庭園

紅葉で色づく名勝、龍潭寺の庭園

湖北五山の紅葉見ごろ

 浜名湖の北部、奥浜名湖地区の古刹(こさつ)めぐりが人気を呼んでいる。いずれも国の重要文化財を保有する5カ寺は「湖北五山」と呼ばれ、12月10日まで寺宝展を開催中の龍潭(りょうたん)寺と、今月27日まで特別展が開かれている宝林寺を訪ねた。

 733(天平5)年開創と伝わる龍潭寺は、井伊直弼を出した井伊家発祥の地で、代々の菩提(ぼだい)寺。江戸初期から中期、井伊家が再建した本堂は剛健さを備え、左甚五郎作と伝わる鶯(うぐいす)張りの廊下や竜の彫刻が見事。本堂北にある小堀遠州作の庭園(国の名勝)では、モチノキやドウダンツツジが赤く色づき、石組みの枯滝や鶴亀を際立たせていた。寺宝展では、日本最古の印刷本で重文の「宋版錦繍(そうはんきんしゅう)万花谷(ばんかこく)」などが鑑賞できる。

 宝林寺は、1664(寛文4)年、明の僧侶・独湛(どくだん)禅師が開いた。建物の配置や造りが明朝風で、仏殿と歴代住職の起居堂として建てられた方丈は重文。特別展では方丈を開放し、西方浄土曼陀羅(まんだら)などを展示している。方丈の横には、打ち鳴らせば金運上昇の御利益があるという金鳴石。関塚哲心住職によると、宝くじ当選の報告に来た人もいるとか。

天然トラフグなどを使った人気の昼食料理

天然トラフグなどを使った人気の昼食料理

 遠州灘は天然トラフグの産地だ。漁期の10~2月末、舘山寺温泉や弁天島温泉の宿泊施設などで「遠州灘天然とらふぐ祭り」を開催。ホテル九重では、トラフグ料理(刺し身・鍋・雑炊)と地場の旬の食材を使った昼食プラン「天然とらふぐ会席」が好評という。

 ▼メモ 「湖北五山」は龍潭寺、宝林寺、方広寺、摩訶耶寺、大福寺の5カ寺。龍潭寺はJR浜松駅から遠鉄バス神宮寺下車、徒歩約10分。マイカーは東名高速・三ケ日ICから国道362号で約20分。ホテル九重の「天然とらふぐ会席」は、温泉入浴(タオル貸し出し無料)もでき1万1550円。2人以上で3日前までに予約。(電)053(487)1112。全般の問い合わせは静岡県名古屋観光案内所(電)052(262)7471

(中日新聞夕刊 2011年11月24日掲載)

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