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【石川】介助旅行を後押し ベンチャー 金沢に「観光案内所」

ジャンル・エリア : 石川  2011年12月12日

京都市から来た女性(右)に付き添う長谷川さん=金沢市の兼六園で

京都市から来た女性(右)に付き添う長谷川さん=金沢市の兼六園で

手配から入浴介助など幅広く

 北陸を観光するお年寄りや障害者へ介助サービスを提供する拠点「石川バリアフリー観光案内所」が、金沢市のポルテ金沢に開設された。常駐するホームヘルパーの女性職員が、付き添いやバリアフリー施設の紹介をする。オーダーメードの旅も組み立て、旅行の後押しをする。

 
 運営するのは全国で6案内所をもつ介護ベンチャー「旅のお手伝い楽楽」(京都府)。石川案内所は北陸3県をカバーし、北陸へ来る人だけでなく、北陸から旅立つ人も利用できる。各手配から入浴介助、アルバム作成までサービスは幅広い。

 先祖ゆかりの土地を訪ねようと11月に京都市から石川県へ来た96歳と68歳の母娘は、車いすを難なく扱える運転手のタクシーで移動。白山比●(め)神社や鶴来の町並みを訪問した。母は「ここまで来られるとは思わなかった」とうれしげな表情を浮かべた。

 母親の介護をしてきた娘は取材に「これまでは旅行に行ったのか何なのか分からないこともあった。でも、今回は安心して旅行を楽しめた」と話した。何より「また行けるわ」と母娘で旅行に自信を持てるようになったという。

 店舗マネジャーの長谷川幸子さん(49)によると、観光はおろか、介助の余裕がないために墓参や冠婚葬祭への出席をあきらめるお年寄りや家族は少なくないが、旅に出ることで、リハビリに励むなど前向きになることもあるという。「他人の手を借りて、旅行ができることを知ってほしい」と長谷川さんは強調する。

 付き添い介助は有料だが、バリアフリー施設の情報提供や旅の相談は無料。問い合わせは観光案内所=電076(261)6610=へ。 (松本浩司)

(●は、くちへんに羊)

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