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【愛知】花まゆの美、温かみ重ね 名古屋・東山荘で182人の教室展

ジャンル・エリア : 愛知  2011年12月16日

上品なつやが美しい「花まゆ」が並ぶ会場=名古屋市瑞穂区初日町の東山荘で

上品なつやが美しい「花まゆ」が並ぶ会場=名古屋市瑞穂区初日町の東山荘で

 繭から作った造花「花まゆ」の展覧会が15日、名古屋市瑞穂区初日町の東山荘で始まった。17日まで。「日本の絹文化を大切にしたい」と、素材は国産繭だけを使っている。東海地方では3年ぶりの公開。観覧無料。

 
 花まゆは、繭を指で薄く剥いだ「花びら」を何枚も重ね、花の形にした作品。東区大幸南の酒井登巳子さん(64)が1988(昭和63)年に考案し、今では14都府県で46教室を主宰するほどに広がった。

 酒井さんは花まゆを通して養蚕に興味を持ち、養蚕家や群馬県の富岡製糸場を取材し、2007年には作品とともに養蚕の現場を紹介する写真集を出版。作品は中国・上海万博や米国の日本大使館広報文化センター、富岡製糸場などに展示された。

 今展覧会は、東海地方の教室の講師や生徒182人が34点を出品。作品は繭の上品な光沢が際立ち、会員の合作で5万輪の花を付けた「ホープ」や上海万博で展示された大作「シルクロードの花」も並ぶ。酒井さんは野生の蚕が作った淡い緑色の繭「天蚕」から作ったバラを展示した。

 酒井さんは「繭は蚕が命と引き換えにくれた温かみのある素材。日本の養蚕家が激減する中、繭の新しい使い方として広まれば」と話した。 (豊田直也)

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