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【愛知】“赤煉瓦倉庫”来年1月解体 碧南・大浜漁協

ジャンル・エリア : 愛知  2009年11月18日

来年1月に解体される旧冷凍冷蔵庫。レトロな趣で「赤煉瓦倉庫」の通称がある=碧南市築山町で

来年1月に解体される旧冷凍冷蔵庫。レトロな趣で「赤煉瓦倉庫」の通称がある=碧南市築山町で

 碧南市の大浜漁港に面して昭和初期に建設された大浜漁業協同組合所有の旧冷凍冷蔵庫(通称・赤煉瓦(れんが)倉庫)が来年1月、取り壊される。県内では珍しい「イギリス積み」の倉庫で、県教委が2005年に発行した「愛知県の近代化遺産」でも調査対象として取り上げられている。

 
 同漁協などによると、旧冷凍冷蔵庫はレンガ造り2階建てで、間口8・9メートル、奥行き16・2メートル、高さ11・3メートル。南北の妻面にそれぞれ開き戸がある。直方体のレンガの長手(長い面)を表にして積む段と、小口(最小面)を表にして積む段を交互にして強度を高めるイギリス積みを採用しており、レンガの壁を露出した仕上げになっている。

 1927(昭和2)年建設とみられ、同漁協が94年に東海冷蔵から購入し、冷蔵庫に改修。新冷蔵庫が完成した2001年12月まで使用していた。

 三河地震や伊勢湾台風も耐え抜いた、レトロな趣のある建物の有効活用を検討してきたが、現状のままでも年間約70万円の固定資産税がかかる上、耐震調査の結果、外観整備をすると数千万円かかるという。加工品販売所に改修する計画も持ち上がったが、事業所などの協力が得られず、今春開いた役員会で解体が了承された。同漁協の角谷茂組合長(81)は「何度も役員会を開き、さまざまな検討をしてきたが、保存は難しかった」と話す。

 解体後の跡地は漁業ふれあい広場として一般に開放する。旧冷凍冷蔵庫のレンガの一部は広場に残す予定。

 (坂口千夏)

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