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【石川】松任地域に俳句広める  野本永久さん ゆかり品展示

ジャンル・エリア : 石川  2012年03月21日

野本さんが直筆で俳句をしたためた色紙や短冊が並べられた会場=白山市千代女の里俳句館で

野本さんが直筆で俳句をしたためた色紙や短冊が並べられた会場=白山市千代女の里俳句館で

千代女の里俳句館

 近代における白山市松任地域の俳句文化の礎を築いた野本永久(とわ)さん(1904~90年)の直筆の掛け軸や遺品などを並べた「石川の俳人・野本永久展~春来光輪きはもなく~」が、同市殿町の千代女の里俳句館で開かれている。訪れた人は、展示されている俳句を味わいながら、野本さんの歩んだ生涯に思いをはせている。(高橋貴仁)

 
 野本さんは佐賀県生まれ。九州で哲学者暁烏敏(あけがらすはや)の講演を聞き、感銘を受けたことをきっかけに、弟子入りした。明達寺(同市北安田町)で秘書として、暁烏敏の講演や執筆活動を手助けする一方、俳人高浜虚子に師事。松任地域の特に農村部に俳句を広め、66年に俳句結社「万嶺吟社」を設立するなど、俳句文化の普及に尽力した。

 会場には、教え子らが保存していた掛け軸や短冊、はがきなど40点を展示している。中でも目を引くのは、県内の俳人で唯一、高浜虚子が主宰する「ホトトギス」で巻頭を飾った「泣きいさつ男神(おがみ)の如(ごと)く梅雨荒し」の句をしたためた掛け軸。来館者が足を止めて静かに眺めている。ほかに野本さんがまとめた「暁烏敏全集」や「暁烏敏伝」、愛用していた机などの遺品が並べられている。

 展示は4月8日まで。月曜休館。一般200円、高校生100円、中学生以下は無料。

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