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富士五湖 山梨県

ジャンル・エリア : 甲信越  2012年02月23日

山中湖遊覧に訪れた観光客。お目当ての富士山は雲の中

山中湖遊覧に訪れた観光客。お目当ての富士山は雲の中

絶景ポイントは豊富

 今日「2月23日」は、語呂合わせで「富士山の日」。世界文化遺産登録への取り組みが進み、今夏にはユネスコの諮問機関が調査を予定している。湖越しに見る富士の風景を楽しみに、富士五湖が点在する山梨県の山中湖村、富士河口湖町、身延町へ出かけた。

 日没時に太陽が富士山頂にきて輝く「ダイヤモンド富士」は2月中旬が見ごろ。月末まで楽しめるという。日没時の山中湖からの眺めが最高と聞き、遊覧船に乗った。湖の周囲は約14キロ。35分の湖上散歩だったが、富士山は雲に隠れたままで、「恥ずかしがって出てくれなかったね」と、愛嬌(あいきょう)たっぷりの船長。コブハクチョウが湖面を優雅に飛んで慰めてくれた。ほかにも本栖湖畔からは千円札の図柄の富士が見られ、河口湖や精進湖の逆さ富士など絶景ポイントは数ある。

 北西麓に広がる青木ケ原樹海は、標高千メートル付近の溶岩流の上につくられた原生林。ナラやアカマツなど200種以上の植物が茂る。「溶岩が冷える時に磁気を帯びたため方位尺が狂う。迷うから気を付けて」と、ガイドの渡辺浩男さん。どこを見ても同じような樹林が広がり、歩いているうちに方向感覚が鈍ってくる。広さは東京の山手線がすっぽり入ってしまうくらい。

 溶岩の上に生えたコケを礎に、植物が育っては枯れ、堆積した土壌。樹木の根は横に張り、隣同士手をつなぐように絡み合っている。樹高は25メートルぐらい。「それ以上伸びると強風で倒れることを木が知っている。上から見ると高さがそろって、じゅうたんのようだよ」と、渡辺さんが教えてくれた。

うっそうとした森林が広がる青木ケ原樹海

うっそうとした森林が広がる青木ケ原樹海

 ▼メモ 車が便利。東名高速・富士ICから国道139号で富士五湖方面へ。帰りは同138号で東名高速・御殿場ICから乗れば富士山を一周できる。

 山中湖の遊覧船は富士汽船(電)0555(62)0130。乗船料は中学生以上900円、小学生半額。ダイヤモンド富士は午後4時以降の最終便がいい。

 樹海ガイドは1時間あたり1人500円。原則として10人にガイド1人。予約は2日前までに西湖コウモリ穴案内所(電)0555(82)3111。全般の問い合わせは富士山・富士五湖観光圏整備推進協議会(電)0555(21)1000

(中日新聞夕刊 2012年2月23日掲載)

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