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「食のまちづくり」小浜 福井県小浜市

ジャンル・エリア : 福井  2012年03月15日

食文化館で全国の雑煮文化コーナーに見入る観光客

食文化館で全国の雑煮文化コーナーに見入る観光客

食文化学び名産も堪能

 福井県南西部にあたるかつての若狭国は、古くから豊かな海産物を朝廷に献上してきた御食国(みけつくに)の1つ。その中心で、現在「食のまちづくり」を進めている小浜市へ出かけた。
 
 小浜港にある食の情報発信拠点「御食国若狭おばま食文化館」1階のミュージアムでは、600点以上のリアルな食品サンプルやジオラマを使って、小浜と日本の食文化の歴史を展示。東京から来た年配夫婦は「全国のお雑煮コーナーが特に興味深い」と見入っていた。2階は伝統工芸の体験工房。一番人気の塗り箸の研ぎ出し(900円)は旅の記念に喜ばれているという。併設の温浴施設「浜の湯」からは小浜湾が一望できる。

 東へ数分歩けば、鮮魚の産直店が立ち並ぶ「若狭小浜お魚センター」。向かいには蘇洞門(そとも)めぐりの遊覧船乗り場も兼ねた「若狭フィッシャーマンズワーフ」があり、小浜の名産はここでそろう。

新鮮な魚介類が盛りつけられた若狭の漁師丼

新鮮な魚介類が盛りつけられた若狭の漁師丼

 昼食は、予約なしで海鮮丼が食べられる市内11店のうちの1つ、いけす割烹「雅(みやび)」で若狭の漁師丼(1575円)を。温かいご飯の上に朝獲れの地魚を盛り付け、握りずしが2貫のる。丼に付く若狭ぐじ(アカアマダイ)の頭潮汁は、上品なのにコクがあって美味。サバの船場汁に替わることも。周辺には人魚の浜や重要伝統的建造物群保存地区「小浜西組」がある。

 おやつは、1630(天保元)年創業のお菓子店「伊勢屋」の丁稚(でっち)ようかん。甘さ控えめの水ようかんで、3月末までの冬季限定品。口の中で軟らかくくずれる食感がたまらない。5切れ500円。

 ▼メモ 御食国若狭おばま食文化館は、JR小浜駅からタクシーで約5分。車は北陸自動車道・敦賀ICから国道27号経由で約1時間。午前9時~午後6時、水曜定休、入館無料(電)0770(53)1000。浜の湯は午前10時~同0時、第3水曜定休、中学生以上600円、3歳以上300円。雅は午前11時半~午後9時、火曜定休(電)0770(53)1678。伊勢屋は午前8時~午後6時、水曜定休(電)0770(52)0766

(中日新聞夕刊 2012年3月15日掲載)

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