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【愛知】貝標本4万点寄贈 刈谷の元教諭・原田さん

ジャンル・エリア : 愛知  2012年03月30日

リュウグウオキナエビスなど貴重な貝の標本を寄贈した原田さん=豊橋市自然史博物館で

リュウグウオキナエビスなど貴重な貝の標本を寄贈した原田さん=豊橋市自然史博物館で

  国内や海外で貝を採集して研究する刈谷市丸田町の元小学校教諭原田一夫さん(85)が、所蔵する貝の標本4万点を豊橋市大岩町の市自然史博物館に寄贈した。貴重な研究資料の提供を受け28日、同館が感謝状を贈った。

 
 原田さんは設楽町出身。終戦後、南知多町篠島などで小学校の理科教員として働く傍ら、貝の採集を始めた。篠島をはじめ、沖縄県やフィリピン、シンガポールなど海外まで足を運び、タカラガイやイモガイの仲間、リュウグウオキナエビスといった貴重な貝を集めた。

 退職後、県の自然環境審議会専門調査員などを歴任。希少な動植物をまとめた県の冊子「レッドデータブックあいち」の執筆も手掛けた。

 自宅敷地内に私設研究所を作り、60年間で集めた4万点の貝の標本を保管していた。

  今回、高齢で健康不安もあり、交流のあった豊橋市自然史博物館への寄贈を決めた。

 原田さんは「標本の保管を快く引き受けてくれてうれしい。今後の研究に役立ててもらえれば」と話す。

 松岡敬二館長は「標本は学術的知識に基づき体系的に整理され、非常に価値が高い。過去と現在の海の環境変化を知る手掛かりにもなる」と評価する。

寄贈された標本のうちリュウグウオキナエビスなど100点を31日まで展示しており、4月からは館内の収蔵庫で保管する。

(池内琢)

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