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【岐阜】からくり人形復元新調 春の高山祭、94年ぶり

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年04月02日

復元新調されたからくりを確認するからくり部長の岡本清一さん(右)ら=高山市で

復元新調されたからくりを確認するからくり部長の岡本清一さん(右)ら=高山市で

 春の高山祭(14、15日)で、からくり奉納をする「三番叟(さんばそう)組」のからくり人形が、94年ぶりに復元新調された。5代目で、江戸中期ごろ活躍した2代目の衣装を復元。新たに足踏みの動きもできるようになり、組員たちは本番を楽しみにしている。

 
 高山祭と各屋台は国重要文化財。同組は国の文化財保存整備事業により、2009年から2年をかけて屋台を塗り直すなどした。人形も老朽化し、操作に不都合も出てきたため復元が決まり、昨年8月に制作を開始。人形や舞に使う扇子などは、市内職人らでつくる高山・祭屋台保存技術協同組合が、衣装は西陣織の川島織物(京都市)が手掛けた。

 新しい人形は、09年に屋台蔵から見つかり、専門家の鑑定で江戸中期から中後期ごろに2代目の物ではと推定された衣装を着せた。4代目は黒が基調だったが、緑色の上着と朱色のはかまになった。

 同組の人形は、謡曲に合わせて童が舞い、クライマックスで翁の仮面をかぶる。7人の操り手が絹糸を操って見せるが、足踏みの動きが加わったため、糸が2本増え22本になった。制作費は約1100万円。からくり部長で、操り手を40年務める岡本清一さん(70)は「ずっと継承してもらいたい立派な5代目ができた。地元の人、観光客にも新しい人形の舞を楽しんでもらえたら」と話していた。 (井本拓志)

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