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【愛知】艾未未さんが名古屋で初の個展

ジャンル・エリア : 愛知  2012年04月11日

社会に対する哲学を反映させた作品が並ぶ=名古屋市中区栄の名古屋画廊で

社会に対する哲学を反映させた作品が並ぶ=名古屋市中区栄の名古屋画廊で

 中国現代アートの巨人といわれる艾未未(アイウェイウェイ)さん(54)の近作を紹介した個展が、名古屋市中区栄の名古屋画廊で開かれている。政府批判で知られる作家は昨年、脱税を理由に一時、拘束され、当局の監視下に置かれた。名古屋での個展は初めて。26日まで。

 
 父は、反共の人物として国から迫害された現代詩人艾青(アイチン)。最も好きな言葉は「自由」といい、「芸術家たちが社会の良心を裏切ったら、いったい芸術はどこに立つのか」とも語っている。作品には中国の伝統文化を踏まえ、現代社会で起きている状況を鋭く見つめて表現した社会的な寓意(ぐうい)が込められている。

 主な展示作は、陶製の千粒のヒマワリの種をガラス瓶に詰めた「サンフラワーズシーズ」、圧縮したプーアル茶の固体を木の台座に据えた「ティーブリック」など3点。文化大革命期に「毛沢東は太陽であり、人民は指導者を見つめるヒマワリ」と教えられていた皮相を込める。

 企画した画廊主の中山真一さんは「艾は『現代アートは何らかの形ではなく、社会における哲学』と語る。現代の先端が、社会を映す艾の目から見える」と話している。

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