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田んぼをつかった花畑 静岡県松崎町

ジャンル・エリア : 静岡  2012年04月12日

色とりどりの花が咲き乱れる田んぼ

色とりどりの花が咲き乱れる田んぼ

色とりどり 春を満喫

 伊豆半島南西部の静岡県松崎町で、「田んぼをつかった花畑」が見ごろを迎えている。

 約5万2000平方メートルの田んぼに、アフリカキンセンカやルリカラクサなど6種類のかわいらしい花々が競い合うように咲き乱れていた。横浜市から母親の実家に遊びに来ていた親子は「辺り一面に咲くこの景色は、この時季しか見られない。お弁当持ちでのんびり過ごすのが最高」。会場内には温泉が湧き、期間限定の足湯(無料)が併設されている。湯につかりながら花畑を眺めてみたら、ほのぼのとした春を実感。農閑期を利用しているため、田起こし前の5月5日まで見られる。

 すぐ横を流れる那賀川沿いの桜並木を上流へ4キロほど進むと、花時計のある道の駅「花の三聖苑」。特産品館やレストランほか、日帰り温泉施設「かじかの湯」を併設し、休憩にちょうどいい。敷地内に郷土資料を展示する明治時代の小学校舎(入場無料)もある複合型公共施設だ。

薬問屋だった近藤邸のなまこ壁

薬問屋だった近藤邸のなまこ壁

 町の中心部には、平瓦を張り付けた壁面の目地にしっくいを盛ってつないだ「なまこ壁」の古民家や蔵がよく残っている。防火や防水を目的とした伝統的な壁塗りの様式で、立体的な斜め格子柄のデザインが面白い。

 夕方はぜひ海岸へ。水平線に沈みゆく夕日と海面の照り返しが周りの風景と交わって、息をのむほど美しい。今年2月、「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」を宣言した同町。堂ケ島や土肥へ向かって伊豆半島西海岸を北上する時は、晴れていれば富士山と対面しながらの道行きになる。

 ▼メモ 松崎町は、伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス・松崎下車。車は東名高速・沼津ICから国道136号で約2時間。清水港から土肥港までフェリーで1時間5分、同港から車で40分。道の駅「花の三聖苑」は9~17時、不定休。かじかの湯は9~20時、無休、中学生以上500円、小学生300円。全般の問い合わせは松崎町観光協会(電)0558(42)0745

(中日新聞夕刊 2012年4月12日掲載)

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