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【三重】熊野で栽培した古代米でうどん開発

ジャンル・エリア : 三重  2012年05月09日

地元の黒米を使って開発したうどん=熊野市有馬町のお綱茶屋で

地元の黒米を使って開発したうどん=熊野市有馬町のお綱茶屋で

熊野市有馬町の世界遺産・花の窟神社前で4月20日にオープンした「お綱茶屋」を運営するNPO法人「有馬の村」は、地元で栽培した古代米を使ったうどんを開発し、茶屋の食堂で販売している。同神社がまつる女神イザナミノミコトの伝説にヒントを得た地産地消の試みで、地元の農業活性化に一役買いそうだ。

 
 有馬町は産田川沿いに平地が広がり、古くから稲作が盛ん。イザナミが近くの浜に流れ着いた稲もみを湿地にまいた伝説が残ることから、地元の有志15人が2005年から古代米の一種「黒米」を生産している。もち米で粘り気があるため、これまでは試験的に餅に加工してきた。

 お綱茶屋は、県内外からの集客を目的に市が昨年から建設。オープンを控え、同NPOが目玉食材として注目したのが黒米で、松阪市の製麺会社に製造を依頼した。米粒の黒色がまばらに残る極太麺で、見た目はそばにそっくり。弾力性に富み、つるつるとした喉ごしが楽しめる。

 「古代のロマンを、味わえると、観光客の人気も上々」と浜口大典店長。茶屋では、黒米をあんこ入りのもちや、みたらし団子にも混ぜ、新名物として販売している。黒米の供給が追いつかなくなる恐れもあるため、現在一反しかない田んぼも有志に拡大してもらうよう呼び掛けていく予定だ。

 NPOの山川寛理事長は「黒米の人気が高まれば、住民の離農防止につながる。有馬の稲作の伝統のPRにも役立つので、まさに一石二鳥」と話している。古代米うどんの価格はトッピングによって異なり、1杯400円~500円。

 (小柳悠志)

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