【本文】

  1. トップ
  2. お出かけニュース
  3. 【滋賀】来月9日にオペラ奉納 日吉大社で初の試み

【滋賀】来月9日にオペラ奉納 日吉大社で初の試み

ジャンル・エリア : 近畿  2012年05月16日

コンサートが開かれる日吉大社の東本宮拝殿=大津市坂本で

コンサートが開かれる日吉大社の東本宮拝殿=大津市坂本で

 全国3800社の総本宮「日吉大社」(大津市坂本)で、6月9日に初めてオペラを奉納するコンサートが開かれる。日吉大社は近江猿楽発祥の地とされており、猿楽から能楽が発展した。オペラと能楽はともに総合舞台芸術で、企画した大津市唐橋町のバリトン歌手安田旺司さん(37)は「ヨーロッパ発祥のオペラを日本の神様にお気に召していただけるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 
 コンサートは、今年2月に大津市内で上演されたオペラに感動した大社の世話役の男性(64)が、安田さんらに働き掛けて「奉納かがり火コンサート」として実現する。

 大社や安田さんによると、近江猿楽は室町時代に芸能集団である座を6つ持つほど盛況だった。日吉大社では今でも年2回ほど猿楽や能が奉納されている。一方、オペラは16世紀末にイタリアで生まれ、マイクの無い時代に舞台から観客に声を届ける発声法や神話・故事を題材とする点などが、能や猿楽と共通する点がある。

 第1部では能や猿楽の舞台でもある東本宮拝殿で、比叡山の神、大山咋神(おおやまくいのかみ)に向けて、オペラ「喋々(ちょうちょう)夫人」の曲などが奉納される。第2部では、トリノ冬季五輪フィギュアスケートで荒川静香選手が金メダルを獲得した曲、オペラ「トゥーラン・ドット」の「誰も寝てはならぬ」やナポリ民謡「オー・ソーレ・ミーオ」、唱歌「ふるさと」などが予定されている。

 かがり火の下で、安田さんをはじめ、ソプラノ、テノール、ピアニストら5人が熱演する。馬渕直樹宮司(59)は「オペラは西洋の神話に基づいたもの。どのような形であれ、神様にご奉納いただくのはありがたい」と喜んでいる。

 午後7時開演で、チケットは大人2000円、高校生以下が1000円、小学生未満は無料。申し込みや問い合わせはチケット販売坂本=電077(579)0053=か安田音楽制作事務所=電050(1301)5260=へ。

(堀尾法道)

旅コラム
国内
海外