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【滋賀】国内最古のさやも 川崎遺跡を紹介

ジャンル・エリア : 近畿  2012年05月17日

王が所持したとみられる短剣飾りさやの一部=長浜城歴史博物館で

王が所持したとみられる短剣飾りさやの一部=長浜城歴史博物館で

 長浜市の長浜城歴史博物館で、発掘から40年となる県最古の弥生集落遺跡、川崎遺跡を紹介する企画展が開かれている。国内最古とされる剣のさやの一部や、国内最大となる弥生時代の環状石斧(せきふ)など貴重な資料もあり、当時すでに湖北地域に大きな勢力が存在したことを伝えている。展示は6月3日まで。

 
 川崎遺跡は、北陸自動車道長浜インターチェンジに近い、同市口分田町から川崎町にまたがる約2600年前の集落遺跡。3周のほりで囲まれた環壕(かんごう)集落だったことが、発掘調査で判明している。

 展示したのは、中国南方文化の影響がみられる漆塗りの短剣飾りさやの一部、硬質砂岩の環状石斧の一部をはじめ、土器片など約80点。

 飾りさやは一部で、18センチ。全体は約30センチだったと推定される。赤、黒色の漆塗り跡が残り、呪術を表す雷文(らいもん)彫刻が施される。集落の王または王に近い人物が所持したとみられる。

川崎遺跡から出土した国内最大の環状石斧=長浜城歴史博物館で

川崎遺跡から出土した国内最大の環状石斧=長浜城歴史博物館で

 武器と考えられる石斧は直径21センチとみられ、出土したのはほぼ半分。国内では最大。中心部に棒を通す穴の一部が残っている。当時は、稲など農作物をめぐって集落間の争いが絶えず、川崎集落でも石斧のほか、石やじりや弓、防御用とみられる木製柵などが出土し、一部を展示している。

 当時の農耕や生活の様子を探る、つぼやかめ、装飾品の首飾りなども紹介している。

 入場料は一般400円、小中学生200円。長浜、米原市の小中学生は無料。問い合わせは、長浜城歴史博物館=電0749(63)4611=へ。

 (小蔵裕)

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