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【富山】砺波・旧一本橋の装飾 ライオン像 保存展示

ジャンル・エリア : 富山  2012年05月22日

ライオン像と銘板を前に「用水と橋の歴史を多くの人に知ってほしい」と話す斎藤さん=砺波市となみ散居村ミュージアムで

ライオン像と銘板を前に「用水と橋の歴史を多くの人に知ってほしい」と話す斎藤さん=砺波市となみ散居村ミュージアムで

散居村ミュージアム 歴史伝える銘板も

 砺波市庄川町青島を流れる二万石用水に架かっていた「一本橋」の欄干の装飾でコンクリート製のライオン像2体と橋の銘板が21日、市となみ散居村ミュージアム(太郎丸)に寄託された。ライオン像はミュージアム情報館東側の回廊屋根下に展示され、無料で見ることができる。(萩原誠)

 
 ライオン像は、射水市小杉地区出身の左官で鏝絵(こてえ)(しっくい彫刻)の名工として知られる竹内源造(1886~1942年)の作。高さ75センチ、幅30センチ、奥行き45センチ。玉の上に前脚を乗せ、ほえるように口を開けた迫力ある作品。

 銘板は「一本橋」「いっぽんはし」などと書かれた3枚で地区住民が保存していた。

 一本橋は県営かんがい排水事業工事に伴い1978(昭和53)年に取り壊された。この像にちなんで「ライオン橋」の愛称で親しまれていた。ライオン像は廃棄される予定だったが、「二万石用水の歴史と一本橋の記憶を後世に残したい」との地元の意向で、市庄川支所敷地内に置かれていたが、保管する場所がなく雨ざらしだった。

 4月ごろに住民から「風化しないよう保存展示した方がいいのでは」との声が上がり、支所から相談を受けた市文化財保護審議委員斎藤譲一さん(81)=庄川町青島=が、預かっていた銘板とともに散居村ミュージアムに寄託するよう助言。展示が実現した。

 斎藤さんはライオン像を「上質なコンクリート製で、長年風雨にさらされていても状態がいい」と高く評価。「将来は青島地区のどこかで保存展示したいが、それまではミュージアムで多くの人に見てもらい、用水と橋の歴史を知ってもらえれば」と話している。

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