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【愛知】開館30年のみよし資料館、50点を初公開

ジャンル・エリア : 愛知  2012年05月25日

渡辺小華の掛け軸などを眺める来館者=みよし市三好町の市歴史民俗資料館で

渡辺小華の掛け軸などを眺める来館者=みよし市三好町の市歴史民俗資料館で

みよし市三好町の市歴史民俗資料館が、今年で開館30周年を迎える。民具や絵画、古文書など3000点を所蔵し、市の歴史に光を当ててきた。未公開の収蔵品を紹介する企画展「はじめまして~初公開の収蔵品たち」が開かれている。

 
発掘調査にも尽力

 資料館は1982(昭和57)年11月にオープン。所蔵品で目を引くのは、市出身の南画家石豆原麻谷(いずはらまこく)(1778~1860年)の掛け軸やびょうぶ。江戸後期に最盛期を迎えた尾張南画の一端を担った人物で、評価が高いという。

 埋蔵文化財の調査も盛ん。名古屋からみよしにかけて「猿投山西南麓古窯(ろくこよう)跡群」が広がり、みよしは奈良-鎌倉時代の160基の窯跡が見つかった。2006年には全長9.1メートル、幅3.3メートルと古窯跡群の中で最大級のものが確認された。

 現在は学芸員3人を含む11人が所属。年4回の企画展や子ども向けの縄文土器作り講座を開く。昨年8月に市文化財になった石川愛治郎・初代三好村長の住宅の一般公開の準備も進める。

 企画展では江戸初期から現在までの絵画や民俗資料など50点を紹介。幕末の画家渡辺崋山の次男小華の掛け軸「秋景(しゅうけい)山水図」のほか、市内の伝統芸能「棒の手」で江戸後期から明治にかけて使われた長さ2メートルの「長柄鎌」も並ぶ。

 入館者数は低迷が続いており2011年度は3761人。学芸員の塚本弥寿人さん(36)は「資料館の活動や企画展を通して、多くの方が歴史に触れてほしい」と話した。企画展は6月24日まで(月曜休館)。無料。

(古根村進然)

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