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【愛知】名古屋・円頓寺商店街が「おむすび通貨」

ジャンル・エリア : 愛知  2012年05月29日

1枚50円相当のおむすび通貨と農家を紹介する冊子(中)=名古屋市西区那古野で

1枚50円相当のおむすび通貨と農家を紹介する冊子(中)=名古屋市西区那古野で

 名古屋市西区の円頓寺商店街が6月から、提携農家の生産したコメと引き換えられる地域通貨「おむすび通貨」を県内の商店街で初めて導入する。地域ぐるみの参加で商店街の活性化と農村と都市の結びつきを強めるのが狙いだ。

 
 おむすび通貨は、減農薬や無農薬のコメ栽培に取り組む農家を支援するため任意組合「物々交換局」(豊田市)が、一昨年に発行を始めた。単位は「むすび」で、1むすびは50円に相当する。

 通貨は参加店で購入できる。各店で商品の支払いに使えるほか、半年間の流通期間後は県内12戸の提携農家が生産した無農薬や低農薬栽培のコメと交換できる。

 農家にとっては安定した価格で販売できるため、多く出回るほど収入を確保できるのが利点。

 昨年までは商店単位の参加だったが、豊田市の足助地区のほかは使える店が点在し、使い勝手の悪さが課題になった。通貨としての利便性を高めようと今年からコミュニティー単位での参加も募集。円頓寺商店街が第1号として名乗りを上げた。

 商店街と古い蔵の建物が並ぶ四間道周辺の34店舗が参加し、飲食店や雑貨店、はきもの店などさまざまな店で支払いに使える。県内全域では112店舗が参加する。

 さらに商店街では6月2日に「生産者との結びつきを深めよう」と、主に小学生と保護者を対象に、商店街発着の田植え体験バスツアーを計画。

 豊田市太田町の農家を訪れ、「労働の対価」に通貨がもらえる催しの参加者を募っている。10月に収穫体験、年末には生産したもち米による餅つき会も予定している。

 物々交換局の吉田大代表(41)は「商店街の参加は画期的な展開への予感がする。農村と顔の見える関係になれば」と話す。通貨の問い合わせは、同局にメール=office@f-money.com、田植えツアーは参加費1800円が必要で、問い合わせは戸田さん=電080(6903)7679=へ。

 (中崎裕)

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