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諸戸氏庭園 三重県桑名市

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年06月07日

江戸の豪商、明治の実業家によって造り上げられた諸戸氏の回遊式庭園

江戸の豪商、明治の実業家によって造り上げられた諸戸氏の回遊式庭園

北側と南側異なる趣

 江戸時代、東海道の宮宿(名古屋市熱田区)から七里の渡しで海路、伊勢入りする旅人でにぎわった桑名宿(三重県桑名市)。渡船場跡には、今も伊勢神宮の一の鳥居が立っている。

 七里の渡し跡を揖斐川沿いに北上すると、江戸時代の豪商・山田彦左衛門の隠居所を明治時代の実業家・諸戸清六が買い取って増築した「諸戸氏庭園」(国名勝)がある。春と秋に一般公開し、今春は17日まで。大隈重信や山県有朋らを招いた広間や主屋など、園内には国重文の建物もあるが、現在は修復中だ。

 菖蒲(しょうぶ)池を中心とした回遊式庭園。周囲の建物や木立に囲まれた散策路から見ると、中央の庭部分にライトが当たっているよう。北側の江戸好みの庭と南側の明治以降に造られた部分の対比が面白い。「新緑がきれい。今度、仲間とスケッチ旅行で訪れたい」と、津市の男女2人組。今年はハナショウブの開花が遅れており、今週末が見ごろという。

  昼食は、桑名港横の「はまぐりプラザ」で「焼きはまぐり定食」(1500円、要予約)。焼きハマグリ5個にハマグリの磯辺揚げ、アサリの炊き込みご飯など。地元漁協からじかに仕入れる桑名産ハマグリは、産卵前で身がふっくらとした今が旬。定食のご飯が白飯になる赤須賀定食(1200円)やはまぐりうどん(500円)は予約不要だ。

焼きはまぐり定食

焼きはまぐり定食

 お土産は、時雨煮を製造販売する向かいの「貝増商店」で。生きハマグリのほか、約20種類の自家製時雨煮やつくだ煮が並ぶ。特に地元ハマグリの生産回復に伴い、最近作り始めた桑名産ハマグリの時雨煮は格別の味だ。

 ▼メモ 「諸戸氏庭園」へはJR近鉄桑名駅から徒歩約15分。車は東名阪自動車道・桑名東・桑名ICから約10分。17日までの一般公開は午前10~午後5時、月曜定休。大人500円、4歳以上小学生以下200円。(電)0594(25)1004。「はまぐりプラザ」食堂は午前11時半~午後1時半、火曜定休。(電)0594(22)6010。「貝増商店」は午前8時半~午後6時半、年内無休。(電)0594(22)4908

(中日新聞夕刊 2012年6月7日掲載)

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