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【石川】重文の埴輪30体修復 小松・矢田野エジリ古墳から出土

ジャンル・エリア : 石川  2012年06月13日

再修復され、戻ってきた埴輪(小松市埋蔵文化財センター提供)

再修復され、戻ってきた埴輪(小松市埋蔵文化財センター提供)

5年がかり市が進める 来月から埋文センター公開

 小松市が5年がかりで進めていた矢田野エジリ古墳(矢田野町)出土の国の重要文化財、埴輪(はにわ)30体の修復が終わった。同市原町の市埋蔵文化財センターで7月1日から15年ぶりに全部の埴輪を公開する。

 
 矢田野エジリ古墳は6世紀前半(古墳時代後期)に造られた。1988(昭和63)年の発掘調査で約1万点の埴輪の破片が見つかり、つなぎ合わせて60体以上の埴輪を確認した。

 北陸では初めての馬形の埴輪や数少ない人物埴輪がある。円筒埴輪には朝鮮半島に伝わる技法が残り、当時、交流があったことを示している。合わせて30体が完全な形で復元され97年、国の重文指定を受けた。

 埴輪は2006年に1体が接着剤の劣化により破損したため、京都の専門業者に依頼し07年から、約2500万円かけて30体を再修復していた。作業は1年に5、6体ずつ進め、5月末に最後の5体が届いた。

 30体の埴輪が一堂に展示されるのは1997年以来。樫田誠所長は「顔の表情や馬の飾りなど写真では見つけにくい細かい違いもある。本物を見に来てほしい」と来場を呼び掛けている。(井上真典)

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