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【愛知】まるで本物?野鳥の木彫り 佐々木さん作品展

ジャンル・エリア : 愛知  2012年06月19日

木目を生かした彫刻作品を手にする佐々木梶雄さん(右)=阿久比町中央公民館で

木目を生かした彫刻作品を手にする佐々木梶雄さん(右)=阿久比町中央公民館で

 一つの木片から彫り出した野鳥や能面の彫刻作品展が18日、阿久比町中央公民館で始まった。阿久比町宮津新海山の元新日鉄社員、佐々木梶雄さん(66)が長野県飯田市の自前工房「木突喜(きつつき)」で制作した55点を展示した。29日まで。入場無料。

 
 10年前に本紙に載った「木彫りのスズメ」の写真を見て木彫りに興味を抱いた。もともと油絵をやっていて、細かい作業が得意だったこともあり、退職後に創作を始めた。工房の木突喜は、静かな自然の中で創作に打ち込むための別荘。月の半分はこもってのみを振るい、彫刻刀を握る。

 個展は2度目。野鳥図鑑とにらめっこして生み出す作品はどれも本物そっくりの仕上がりだ。木目や材質の違うケヤキやエンジュなど7種類の木を使い分け、電熱ペンで焦がして模様を付ける。「できるだけ彩色せずに、天然の木目の表情を生かすのが醍醐味(だいごみ)」と魅力を話す。木材の中には、知り合いの古民家の解体現場で廃材となる梁(はり)を譲ってもらったものもある。

 迫力ある能面は4点飾った。いずれも1、2カ月かけて集中して彫った力作。能面に付けたひげは、100円ショップの麻ひもを使うなど我流にもこだわる。今回は両手に収まるサイズの作品が中心で「そのうちもっと大きい作品に挑戦したい」と意気込みを語っている。 (河辺嘉奈子)

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