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三ツ滝 岐阜県小坂町

ジャンル・エリア : 岐阜  2012年06月21日

滝つぼにはイワナやアマゴが泳ぐ「三ツ滝」

滝つぼにはイワナやアマゴが泳ぐ「三ツ滝」

マイナスイオンたっぷり

 深い森に覆われた岐阜県飛騨地方の小坂町。御岳山の火山活動でできた滝は200以上という。梅雨時だが木々の美しさに誘われ、滝巡りツアーに出掛けた。

 参加したのは、往復2時間の初心者コース「覚明トレイル」。飛騨側登山口開祖の覚明行者が歩んだ道をたどる。スニーカー履きOKで、NPO法人飛騨小坂200滝のガイド、山下賢太郎さんに案内してもらった。

 集合場所の「がんだて公園」には、約5万4000年前、御岳山から噴出した溶岩流でできた高さ72メートル、幅120メートルの岩壁「巌立(がんだて)」がそびえ立つ。下半分は柱状節理の岩肌がむき出しになっており、ダイナミックな存在感に圧倒される。

 覚明トレイルは、公園から厳立の溶岩台地まで歩くコース。遊歩道を進むと気温は2度下がりひんやりした空気が心地良く、計測器で測るとマイナスイオンの数値は10倍に跳ね上がった。溶岩の岩肌に張り付くように取り付けられた急峻(きゅうしゅん)な遊歩道を上ると、すぐに3段の滝が流れ落ちる「三ツ滝(みつだき)」が現れた。澄み切った滝つぼの中では、イワナやアマゴが泳いでいる。

 「ここで150段。ビルでいえば10階」と山下さん。周囲には、さまざまな野草が生えている。昨年咲いたタマアジサイの花びらが、ドライフラワーの状態で残っていたのには驚いた。

ダイナミックな巌立の下半分は柱状節理だ=いずれも岐阜県下呂市小坂町で

ダイナミックな巌立の下半分は柱状節理だ=いずれも岐阜県下呂市小坂町で

 まもなく目的地の台地に到着。コナラ林に囲まれた頂で、ガイドが持参した抹茶と地元の和菓子をいただきながら、至福のひとときに浸った。

 ▼メモ 小坂町へは、JR名古屋駅から高山線特急で2時間余。車は中津川ICから国道257号経由で約90分。覚明トレイル集合場所のがんだて公園まではJR飛騨小坂駅からバスで約15分。ショートコースの参加費は2000円(ガイド料、抹茶・和菓子付き)、ロングコース(往復4時間)は3000円。NPO法人飛騨小坂200滝(電)0576(62)2215

(中日新聞夕刊 2012年6月21日掲載)

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