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篠島 愛知県南知多町

ジャンル・エリア : 愛知  2012年06月28日

篠島で人気の「鱧しゃぶ鍋」

篠島で人気の「鱧しゃぶ鍋」

旬のハモ料理に舌鼓

 知多半島の先端、師崎港から南東へ4キロ。日間賀島の南に浮かぶ篠島(愛知県南知多町)で、夏の高級魚、ハモ料理がお値打ちに食べられると聞き出かけた。

 旅館「高峰荘」主人の辻隆司さんによると、捕れても海に放すか京都に送って島では食べなかったハモを、4年前から夏の食材として提供し始めた。今では島の多くの宿が出すようになった。

 高峰荘で人気の「鱧(はも)しゃぶ鍋コース」(2人以上で要予約)をいただく。薄く切ったハモを煮立った鍋に2秒ほどひたして口に運ぶと、身はふわっ、皮はぷりっ。小骨を丁寧に取り除いてあるので口当たりも良い。ほかにハモの焼き物や天ぷら、ゴマ酢あえ、地魚の造りなどが付く。

 島の周りは、新鮮な海の幸の宝庫。今が旬のスズキやアオリイカ、シラスのほか、素もぐりで捕れた本ミル貝やアワビ、ウニなど多彩。漁港隣にある鮮魚仲買のヤマシン商店では、日曜のみ小売りもしている。

 篠島は伊勢神宮との関わりが深い。日本書紀に倭姫命(やまとひめのみこと)一行が立ち寄り、御贄所(みにえどころ)に定めたとある。今も年に3回、御幣鯛(おんべだい)と呼ばれるマダイの干物を作って神宮へ奉納している。

伊勢神宮の古材で造られた神明神社

伊勢神宮の古材で造られた神明神社

 島の中央にある災厄を除く福寿神といわれる神明神社は、神宮の式年遷宮の際、内宮の東宝殿か西宝殿から下賜された古材を使い造営される。さらに解体された神明神社の古材は、歩いて5分ほどの造船、海上守護神とされる八王子社の社殿に使われる。伊勢神宮とともに社殿の造営を繰り返してきた境内には、神聖な空気が流れていた。

 ▼メモ 篠島へは名鉄河和駅からバスで河和港、同港から高速船で30分。車は南知多道路豊丘ICから師崎港、同港から高速船またはカーフェリー。伊良湖からも高速船あり。ヤマシン商店は日曜午前10~午後5時営業(電)0569(67)3173。高峰荘の「鱧しゃぶ鍋コース」は料理のみ8400円、一泊2食付き1万5750円(電)0569(67)2119。全般の問い合わせは篠島観光協会(電)0569(67)3700

(中日新聞夕刊 2012年6月28日掲載)

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