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【静岡】富士山麓にブルーベリーの国「建国」

ジャンル・エリア : 静岡  2012年07月19日

ブルーベリーの収穫体験でみずみずしい実に手を伸ばす子ども=富士市大淵で

ブルーベリーの収穫体験でみずみずしい実に手を伸ばす子ども=富士市大淵で

◆農家8軒が結束 収穫体験などPR

 富士市をブルーベリーの産地として全国にPRしようと、地元の農家8軒が、農園を領土に見立てて「富士ブルーベリー共和国」を建国した。収穫体験イベントなどで、観光振興につなげたい考えだ。

 
 建国記念日は、6月6日。同市大淵のまちづくりセンターであった式典で、ブルーベリー栽培40年のベテラン農家、長尾芳弘さん(79)が、初代大統領に就任した。「私たちは富士山のふもとでおいしいブルーベリーを育てていきます」と誓う憲法も採択した。

 共和国は富士山南側の大淵、今宮、岩本の3地区にまたがり、広さは計約2ヘクタール。8軒のうち5軒が収穫体験ができる観光農園を開設。残りの3軒は生産に励み、共和国のイベントなどで販売する。

 個別に営業活動を続けていた8軒が「共和国」で結束。地域一丸で売り込む機運が高まり、事務局を務める富士山観光交流ビューローも、旅行会社へツアー設定を働き掛けやすくなったという。

 収穫時期を迎えた今月7日、大淵で開かれた共和国の豊作祈願祭は多くの人出でにぎわった。同市三ツ沢の小学4年阿部恵奈さん(10)は「ジャムに比べて自然のままの甘さがいい」と、鈴なりに実ったブルーベリーをほお張り笑顔を見せた。

 共和国の広報担当、豊田由美さん(40)は「富士市はブルーベリー栽培に適した酸性の土壌に恵まれ、甘い実が育つ」とPR。農家によって育てる品種が違うため、味や実の大きさ、形の比較も楽しめるという。

 8月4日には、新東名高速道路の清水パーキングエリアで、共和国のロゴ付きパッケージでブルーベリーを販売。市内のクレープ店と提携し、新商品を開発することも決まっている。今後、各農園の場所や連絡先、特徴を記したマップを作り、ブログでも情報を発信していく。豊田さんは「富士山の豊かな自然の恵みを多くの人に知ってもらいたい」と話している。

 農園のシーズンは8月末まで。問い合わせは富士山観光交流ビューロー=電0545(64)3776=へ。

(我那覇圭)

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