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可睡斎で座禅 静岡県袋井市

ジャンル・エリア : 静岡  2012年07月19日

可睡斎で座禅を体験する参加者

可睡斎で座禅を体験する参加者

邪気払いすがすがしく

 静岡県袋井市では、「遠州三山」と呼ばれる3つの古刹(こさつ)を巡る「自分巡礼の旅」を催している。寺の正式名は、法多山(はったさん)尊永寺、秋葉総本殿万松山可睡斎(かすいさい)、医王山油山寺(ゆさんじ)。今年も折り返し地点を過ぎ、少々、疲れ気味の心身にパワーをチャージするには絶好のイベント。このうち可睡斎で座禅、写経、精進料理の半日コースを体験した。

 案内役の修行僧・鈴木隆三さんが、座禅の足の組み方から呼吸の仕方まで、丁寧に教えてくれた。中でも面白いのが雑念の対処法。「温泉の源泉かけ流しのように、浮かんだらとにかく流す。そのことについて考えてはいけません」

 なるほど。流しきれないと警策でバシッと肩を打たれるが、邪気が追い払われるようでなんだかすがすがしい。写経は全部で42文字という短い経典「十句観音経」を写し取る。書き終わると寺の印が押され、参加者全員でこのお経を唱える。ここでなんと半紙はお守りとお札に大変身!「十句観音経」は唱えるだけで御利益のあるお経ゆえ、家の壁などに張って毎日、唱えてもいいのだとか。

果汁たっぷりのクラウンメロン

果汁たっぷりのクラウンメロン

 最後は日本一の典座(料理長)といわれる小金山和尚が作る精進料理を堪能。「その季節にあるもので作っています」。動物性食品を一切使わず、だしも昆布のみ。体の中からも奇麗になれそうだ。

 修行の後は自分にご褒美ということで、袋井市特産のクラウンメロンを求め、専門店「メロー静岡」へ。その場ですぐに食べられる「種取りメロン」から果肉を使って焼き上げたラスクまで、甘く、ジューシーなメロンにも癒やされた。

▼メモ 可睡斎へはJR袋井駅からバス約10分。車は東名高速袋井ICから約5分。
体験宿泊は1泊2日8000円(拝観、座禅、写経、精進料理=朝・粥膳、夕・二の膳付き)など要相談(電)0538(42)2121。
「メロー静岡」袋井店は午前9~午後6時、年中無休(電)0538(42)3056。
「自分巡礼の旅」は袋井市観光協会(電)0538(43)1006

(中日新聞夕刊 2012年7月19日掲載)

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