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【愛知】震災犠牲者を主人公にミュージカル

ジャンル・エリア : 愛知  2012年07月25日

震災犠牲者を主人公にしたミュージカルや合唱を見に来てほしいと話す加藤祐子さん=東区で

震災犠牲者を主人公にしたミュージカルや合唱を見に来てほしいと話す加藤祐子さん=東区で

 東日本大震災で壊滅的な被害にあった宮城県七ケ浜町のミュージカル団体「NaNa5931」が、8月11日に名古屋大の豊田講堂で、東日本大震災の犠牲者を主人公にした作品を無料で上演する。支援団体が「震災を忘れないため、1人でも多くの人に見てほしい」と呼び掛けている。

 
宮城の劇団、8月11日に名大豊田講堂で

 「5931」は七ケ浜にある劇場の専属劇団で、小学生から社会人まで40人で構成する。

 ミュージカルは、メンバーの親友の女性中学生ら震災で亡くなった6人をモデルにしたキャラクターが、1日だけ動物の姿を借りて遺族の前に現れ、「ありがとう」と感謝のメッセージを伝える。ボランティアをはじめ、復興を支えるすべての人への気持ちも込めたといい、昨年11月に地元で初上演した際には、大勢の観客が涙を流した。

 七ケ浜で支援活動を続けるNPO「レスキューストックヤード」(RSY、東区)のスタッフが「5931」の思いをくみ取り、宮城県外では初めてとなる名古屋公演を持ちかけた。

 RSYは、より多くの人に見てもらうため、1000人集客できる豊田講堂を会場に選んだ。しかし、現在応募者数は250人程度にとどまっている。震災当初から今年の6月までに約3000人のボランティアをバスで被災地に運んできたRSYだが、事務局スタッフの加藤祐子さん(30)は「早くも震災への関心が薄れているのだろうか」と不安を隠せない。

 加藤さんによると、被災地へ行くだけが支援の形ではない。名古屋にいながら被災者の気持ちに触れ、被災地を忘れないことが次の支援につながっていくと信じている。

 当日はミュージカルの他に、被災した子どもたちの作文の朗読と合唱もあり、RSYは一緒に歌ってくれる中部の子どもたちを募集している。観劇や合唱を希望する人はRSY=電(253)7550=へ。

 (山下葉月)

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