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【静岡】伊豆の明徳寺 29日「東司まつり」

ジャンル・エリア : 静岡  2012年08月27日

「おさすり おまたぎ」所で願い事をする参拝者たち=いずれも伊豆市市山の明徳寺で

「おさすり おまたぎ」所で願い事をする参拝者たち=いずれも伊豆市市山の明徳寺で

◆トイレの悩みに御利益

 下の世話になることなく、快適に暮らせますように-。伊豆市市山に、下半身の病気や悩みに御利益があるとされるトイレの神様を祭った、全国でも珍しい明徳寺がある。29日には伊豆三大奇祭の1つとされる「東司(とうす)まつり」が営まれ、大勢の信者が願いを込める。

 
 伊豆箱根鉄道の修善寺駅から天城湯ケ島方面に車で25分。緑豊かな山に囲まれ寺はある。階段を上り、門をくぐると、「東司の守護神うすさま明王堂」と書かれたお堂が目に入る。東司はトイレを意味し、烏枢沙摩(うすさま)明王はインドから伝わる火の神様。炎で不浄を清める力を持つとされ、トイレに祭ることで下半身の病気に御利益があるといわれる。

トイレの神様について語る住職の中島住職

トイレの神様について語る住職の中島住職

 参拝の方法は少し変わっている。明王堂裏手のトイレに隣接する「おさすり おまたぎ」所に入る。トイレだった場所を改修し、自然の木や石でかたどられた男女のシンボルのご神体がずらりと並ぶ。それらをなでる「おさすり」と、昔の便器にしゃがんでまたがる「おまたぎ」をしながら祈願する。

 平日でも参拝者は多い。「夜中、トイレに5回も起きる」という東京都江戸川区の無職萩原義巳さん(82)は妻と長女、孫4人で訪れた。萩原さんは「トイレの回数が減って、夜はぐっすり眠れますように。かなうといいな」と、ご神体をなでていた。

 寺によると、烏枢沙摩明王のお堂が設けてあって、参拝できるのは全国でも同寺だけ。中島行信(ぎょうしん)住職(57)は「少子高齢化が進む時代。下の世話で介護を受けるのは、お年寄りの心配事の1つ。お参りをして心を平穏にしてほしい」と呼び掛けている。

(山田晃史)

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