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井波彫刻 富山県南砺市

ジャンル・エリア : 富山  2012年08月02日

瑞泉寺山門の彫刻について解説する彫刻師

瑞泉寺山門の彫刻について解説する彫刻師

絢爛な作品町に点在

 砺波平野の南端に位置する富山県南砺市井波地区は、絢爛(けんらん)な木彫りで知られる井波彫刻の里。今も彫刻が息づく町を知ってもらおうと、今春から彫刻師と観光ガイドと一緒に回る「欄間と町並みウォーク」を始めた。昼食付きの午前コースに参加した。

 起点は井波物産展示館。井波彫刻発祥の地とされる瑞泉寺までの1キロ余の道中には、立体的な木彫りの看板やモニュメントが点在し、町全体が屋外美術館のよう。

 井波彫刻協同組合によると、江戸時代中期、瑞泉寺本堂再建にあたり本堂彫刻のため京都本願寺から御用彫刻師が派遣された。このとき地元大工4人が彫刻の技法を本格的に習ったのが井波彫刻の始まりという。現在も250人ほどの彫刻師がおり、全国から彫刻師を目指す若者らが集まる。瑞泉寺の参道・八日町通りには彫刻工房も多く、通りに向かって作業をしている。

八日町通り沿いの彫刻工房を訪ねる観光客

八日町通り沿いの彫刻工房を訪ねる観光客

 昼食は、人数や参加者の事前希望により実行委員会が地域内の飲食店から選ぶ。この日は手打ちそばの店「茶ぼ~ず」でざるそばのセット。食卓を囲んでの語らいでより打ち解け、思わぬ裏話が聞けることも。午後コースは食事でなくお茶が付く。

 ウォーク後は、道の駅や物産売店、浴場などさまざまな施設が集まる「いなみ木彫りの里創遊館」へ。併設の「井波彫刻総合会館」(入館大人500円、小・中学生250円)には、新旧井波の彫刻師の作品が一堂に会す。ほとんどの作品に売価が提示され、新潟県長岡市からの夫婦は「見応えがありますね」と見入っていた。

 ▼メモ 井波物産展示館へはJR北陸線高岡駅から加越能バスで約60分。車は東海北陸道・福光ICから約15分。町並みウォークは土日祝日実施で、中学生以上対象。前日までに予約する。午前コース(午前10時~午後1時ごろ)は4500円、午後コース(午後1~4時ごろ)は3500円。予約・問い合わせは井波観光案内所(電)0763(82)2539

(中日新聞夕刊 2012年8月2日掲載)

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