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北安曇野 長野県大町市、松川村

ジャンル・エリア : 甲信越  2012年08月16日

有明山麓で奇怪な樹形を見せる「あがりこ」

有明山麓で奇怪な樹形を見せる「あがりこ」

自然の中でのーんびり

 昨年のNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」ブームも一段落し、落ち着きを取り戻した長野県北安曇野地区。雄大な北アルプスに囲まれ、のんびりとした空気に包まれている。

 この地を愛し、子どもの幸せと平和を願った絵本作家いわさきちひろ(1918~74年)の「安曇野ちひろ美術館」(松川村)もまたゆったりとした田園の中にある。渡り廊下の寝いすに寝転がって熟睡しても起こされない。

 美術館の北東に広がる「国営アルプスあづみの公園」の北エリア「大町・松川地区」には森林と芝生が広がり、知らず知らずのうちに時間が過ぎていく。体験料200円の手巻きパンは自分でこねた生地を竹の棒に巻き付け、特製の炭で15分焼くとできあがり。「表面はカリカリ、中はもっちり。おいしい」と家族連れの女性。子どもより親の方が夢中だ。

 信濃富士と呼ばれる有明山の登山道沿い(松川村)には、奇妙な形をしたサワラの森がある。樹齢100年前後の樹木が110本、大きいものは幹の回りが160センチ。曲がった幹が成長したこの樹形を「あがりこ」という。おけなどに適した木を効率よく成長させるため、特殊な伐採を繰り返しできたのだが、昭和に入り手入れがされない状態で残った。今回は特別許可を得て入山したが、来年6月からは森を保護するため、ガイドの案内があれば入れるようになる。

公園内で手巻きパンを焼く家族連れ

公園内で手巻きパンを焼く家族連れ

 仕上げは、良質な湧き水を利用した天然ラジウム温泉「安曇野蝶ケ岳温泉」。大浴場や庭園式露天風呂、打たせ湯もあり、日帰り入浴が存分に楽しめる。

 ▼メモ 北安曇野へは、JR松本駅で大糸線に乗り換え。国営アルプスあづみの公園大町・松川地区では26日まで大昆虫博を開催(電)0261(21)1212。安曇野ちひろ美術館では9月18日まで「子どものしあわせと平和-ちひろ+黒柳徹子」を開催。安曇野蝶ケ岳温泉「ほりでーゆ~四季の郷」は1泊2食付き1万2000円前後。日帰り入浴は午前10時~後9時半。入浴料金500円(電)0263(73)8500

(中日新聞夕刊 2012年8月16日掲載)

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