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【三重】世界のKATAGAMI 模様の魅力に触れて

ジャンル・エリア : 三重  2012年08月29日

日本伝統の「型紙」や、その意匠に影響を受けたガラス工芸などの作品が並ぶ企画展=津市の県立美術館で

日本伝統の「型紙」や、その意匠に影響を受けたガラス工芸などの作品が並ぶ企画展=津市の県立美術館で

 渋紙に繊細な模様を彫り、和服の図柄を染めるために使われる「型紙」の世界的な広がりを紹介する企画展「KATAGAMI Style 世界が恋した日本のデザイン」(中日新聞社など主催)が28日、津市の県立美術館で始まった。19世紀後半以降、世界中に渡った型紙と、そのデザインに影響を受けた絵画や工芸品などの作品計400点が並ぶ。10月14日まで。

 
◆県立美術館で企画展

 型紙は、鈴鹿市白子(しろこ)、寺家(じけ)地区で発展した伊勢型紙などに代表される伝統工芸。明治時代の万国博覧会などを通じて海外に渡った。ヨーロッパの主要博物館やデザインを手掛ける商会などが多く所蔵し、精緻な意匠への熱いまなざしが感じられる。

 当時のヨーロッパで作られたガラスや陶器の工芸品、絵画や装飾家具にも、デザイン面で影響を受けたとみられる作品は多く、背景に描かれた草花の表現、幾何学的な模様などには共通点が見いだせる。国内外70カ所の所蔵先を見て回った学芸員の生田ゆきさんは「世界の美術潮流にも影響を与えた型紙の魅力に触れて」と呼び掛けている。

 入場料は一般1000円、高校・大学生800円、小中学生500円。休館日は9月3日、10日、18日、24日と10月1日、9日。会期中の土、日曜日には、職人らが型紙作りや染色を実演する。

(安藤孝憲)

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